楽して幸福を手に入れる 80対20の法則 生活実践編

楽して幸福を手に入れる 80対20の法則 生活実践編 by リチャード・コッチ

コッチ,リチャード

起業家、投資家、経営コンサルタント。

ボストン・コンサルティング・グループやベイン・アンド・カンパニーで、数多くの欧米の優良企業のアドバイザーを務めた後、1983年に2人のパートナーと、コンサルティング会社L.E.K.を設立(89年に独立)。

「人生を変える80対20の法則」は、34の言語に翻訳され100万部超のベストセラー。

週2回働くだけで、
今より多くの成果と収入が手に入るとしたら?

「80対20の法則」を個人の生活に応用するための方法を徹底解説。

無駄なことにエネルギーを注いではいけない。

賢い怠け者になれ!

目的

序文

第1部 はじめに

第1章 大きな考え方
80対20の法則は、生活のあらゆる側面にあてはまる

第2章 労力は少なく、成果は多く
個人は「80対20の法則」を生かしきれていない/どうすれば、少ない労力で幸せになれるのだろうか/むずかしいことが簡単になる/少ない労力で多くの成果をあげよう──最後のフロンティア

第3章 時間はわが手に
あなたの「幸せの島」は何だろうか?/あなたの「成果の島」は何だろうか?/夢見る貧しい事務員/時間管理ではなく、時間革命へ/時間の革命家/「いま、この時」に生きる/人生で大事なことを改善する

第2部 生活そして人生に生かす80対20の法則

第4章 強みの20パーセントに絞る
自分は何者か? 何になりたいのか?/焦点を絞り、個性を生かせば、人生は楽になる/焦点を絞り、個性を伸ばせば幸せになれる/80対20方式で焦点を絞り、改善する

第5章 仕事と成功を楽しむ
賢い怠け者/大成功している人たちは、どこがどう違うのか?/80対20方式で仕事と成功を謳歌する

第6章 お金の謎を解く
なぜ20パーセントが84パーセントを所有しているのか?/80対20方式──より少ないお金で、人生のエネルギーを増やす/80対20方式でお金の恩恵を受ける

第7章 80対20方式の人間関係
人間関係が増えて幸せになったのか/量か質か/愛すべき人/幸せな家族/友人関係/80対20方式で大きな愛をつかむ

第8章 すばらしきシンプル人生
すばらしい人生とは/「多くの労力で多くの成果」を求める踏み車から抜け出す方法/
80対20方式で、シンプルですばらしい毎日を送る

第3部 実現に向けて

第9章 節約型のポジティブな行動パワー

第10章 80対20方式の幸せ計画
終わりの言葉

謝辞
原注
訳者あとがき

book1133
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MEMO

◆とにかく、やってみよう!

こんな実話がある。

アルプス山脈で訓練していたハンガリーの若き兵士数人が、
悪天候のなか、食料も物資も持たずに部隊からはぐれてしまった。

2日間の吹雪で、凍傷を負い、空腹で衰弱していった。

ベースキャンプまで戻る道もわからない。

生きる望みを失いかけていた。

そのとき奇跡が起こった。

ひとりの兵士がタバコを取り出そうと上着のポケットを探っていると、
ぼろぼろの地図が出てきたのだ。

兵士たちは地図を頼りに雪道をかき分け、
無事にベースキャンプにたどり着いた。

その地図が2000キロも離れたプレネー山脈のものだと気づいたのは、
キャンプで暖を取り、空腹を満たした後だった。

この逸話から導きだされる教訓が2つある。

  1. 正しい答えを手にして何もしないよりも、先を信じて行動する方がいい。
  2. ひとりひとりが自分なりの答えを見つけるか、他の人の答えを自分の状況に合わせて考えるしかない。兵士がベースキャンプに無事たどり着いたのは、自分たちなりに地図を読んで、周りの状況と照らし合わせたからだ。

◆すばらしきシンプル人生(物語)

なんのために働いているのか分からなくなったとき。

仕事がきつくて嫌になったとき。

やる気がなくったとき。

この物語を読んでみてください。

そして、あなたの人生の目的を
もう一度じっくり考えてみてください。

あなたは、
物語の青年が語っているような人生を送りたいですか?
それとも、漁師のような人生を送りたいですか?


休暇中の青年が、
昼食はどうしようかと考えながら、
穏やかな青い海を眺めていた。

沖縄の美しい村にほど近い港に、
大きなマグロを積んだ小型船が入ってきた。

ひとりの漁師が岸に上がった。

「大物だね。釣るのにどれくらい時間がかかったんだい」と青年が尋ねた。

「大してかからなかったさ」

「じゃあ、もっと釣ればよかったのに」と言う青年に、

「家族が食うには、これで十分さ」と漁師は答えた。

「ほかの時間は何をしてるんだい」

「朝はゆっくり起きて、少しばかり釣りをして、
子どもと遊び、昼食をとる。その後は妻と昼寝。
夕方には村にでかけ、ワインをひっかける。
友だちと一緒にギターを弾き、カードで遊ぶ。
このうえなく充実した人生ですよ。旦那」

これを聞いた青年は、
鼻をなでながらこう言った。

「君に役に立てそうだな。
僕は留学してMBAを取った。
ビジネス・スクールのアドバイスを教えてあげよう。
釣りの時間は増やした方がいい。
大きな船を買って、もっと稼ぐんだ。
船の数を増やして、最後は大型船に買い換える。
捕った魚は卸売業者に売ってはいけない。
直接、加工業者に売るんだ。
最終的には自分で缶詰工場をつくる。
原料も加工も流通も、全部、自分でやるんだ。
会社が大きくなれば、こんな小さな村は出て、
福岡か大阪に移ればいい。
東京だっていい」

「でも旦那、どれだけ時間がかかるんですか」

「15年か20年くらいだろう」

「で、その後はどうなるんですか」

「そこが肝心だ。
時期を見計らって株式市場に上場すれば、
数億円手に入るだろう」
青年は笑って答えた。

「なるほど、数億円ですか。で、その後は」

「そしたら引退して、故郷に戻ってくればいい。
海のそばの美しい村で、朝はゆっくり起きて、
少しばかり釣りをして、子どもと遊び、
妻と昼寝をする。
夕方には村に繰り出し、ワインをひっかけ、
友だちとギターを弾き、カードで遊べばいい」

◆お金は手段であって目的ではない

お金は自由になるためのものであって、
奴隷になるためのものではない。

安心を買うためのものであって、
心配のタネにするものではない。

お金が自由と幸福を得るために使われないなら、
お金を貯めるのは負担になる。

◆世間的な「成功」を追い求めると
自滅しかねない。

もっとお金が手に入れば、
もっと幸せになれるはずだと思って、
自由や時間を犠牲にしてお金を稼いている人が少なくない。

だが、幸せにはなれない。

もっと豊かになるために人生のエネルギーを浪費するだけになる。

◆カネか、それとも人生か?

お金は、人生のエネルギーと引き換えに得られる。

人はお金を得るために、
時間を切り売りするが、
実は「人生のエネルギー」を売っているのだ。

生活費を稼ぐために、
人生のエネルギーを消耗している。

仕事によって消耗するエネルギーは、
過小評価され、
見返りに得られるものが過大評価されている。

なんとも損な取引である。

自分の価値に見合わない仕事をして、
必要なお金を手にしていないのではないか。

それとも、必要以上のお金を稼いでいるのだろうか。

だとすれば、余分なお金を手に入れる目的は何か。

特に目的がなければ、
仕事を減らして、
もっと大事なことをするために時間を増やした方がいいのではないか。

仕事とお金の関係を断ち切ったとき、
自分の本当の仕事は何かを発見できるチャンスが訪れる。

それは、お金のためにやっているいまの仕事と、
まったく関係のないことかもしれない。

◆人間は金持ちになりたいのではない

ほかの人より金があればいいのだ。

自分の生活水準が上がっても、
他人も同じように上がっているなら、
豊かになったとは感じない。

周りが同じような車に乗り、
快適な家に住んでいるから、
自分の車が家が前より良くなったことなど
忘れてしまうのだ。

日本から発展途上国に移住すると、
そこでは自分が豊かだと感じる。

自分自身の豊かさとは何の関係もない。

要は他の人たちの生活が問題なのだ。

発展途上国の生活水準は低いので、
自分が豊かだと感じるわけだ。

◆多くの人が稼げない現実!

有名なファイナンシャルプランナー(FP)が、
資産管理セミナーで「バビロンの大富豪」の本を読んだことがある人は、
手をあげるように求めた。

参加者は資産を増やす方法を学ぼうとしている人たちなので、
3分の2が手をあげた。

講師は続けた。

では、「バビロンの大富豪」の指示にしたがって、
収入の10%を貯金や投資に回している人は、
そのまま手をあげた状態で、それ以外の人は手を下ろすように言った。

手をあげていた参加者全員が手を下ろした。

参加者の誰もが「本」に書いていたこと
(収入の10%を貯金や投資に回す)を理解し、同意していた。

重要だと考えていた。

だが、誰ひとりとして、そのためのシンプルな行動をとっていなかった。

なぜなのか?

行動について考えるより、
行動をする方がずっと難しい、
というのも一因だ。

だが、もっと大きな理由がある。

「バビロンの大富豪」の本では、
貯蓄の簡単な方法が示されていなかったのだ。

昔から多くの人を悩ませてきた、
お金に関する謎が3つある。

  1. ごく少数の人たちが大金持ち、大多数の人たちにお金がないのはなぜか。
  2. 必要なお金を手に入れるために、確実な方法があるか。
  3. お金で幸福は買えるか。買えないとすれば、大事なものは何か。

散歩に出かけたときにでも、
じっくり考えて欲しい。

実は、こうしたお金に関する謎は解明できる…

◆本当の成功とは、
時間を好きなように使え、
才能をフルに生かし、
大切な人のために役立ち、
そして愛されることだ。

自分にとって成功とは何かを、
じっくり考えた方がいい。

誰もが信じていると言いながら、
実際には誰も経験したこともないような
成功を追い求めてはいけない。

◆我々のような凡人が、
新しく価値あることを生み出すとしたら、
方法はひとつしかない。

肩の力を抜き、やることを減らし、頭を冷やすのだ。

自分がやっていることが好きでたまらないなら、
怠ける必要はない。

だが、色々なことをやっているのに、
楽しめていないなら、
やることを減らして、
自分にとって重要で楽しめるものだけに絞ることだ。

◆真面目な人は、
忙しすぎて何が重要かを見失ってしまうことがある。

怠け者は、最小限の努力しかしたくないので、
大事なことだけに集中する。

ほんとうに生産的なのは、
怠け者が新しいアイデアを思いついて、
それを実現しようと努力した場合だ。

日本のホワイトカラーが生産性が低いのは、
真面目な人が多すぎるのが原因なのかもしれない。

労働時間が少ない国民のホワイトカラーは、
大事なことだけに集中する。

だから、生産効率がよくなる。

◆成功している人たちは、
汗と涙によって、世界をつくり変えたのではない。

アイデアと情熱によってつくりかえたのだ。

どれだけ頑張ったとか、
どれだけ長い時間働いたかが重要なのではない。

視点を変え、独創的なアイデアを思いつき、
個性や創造力を発揮したかどうかが重要なのだ。

成功とは、まず考え、その考えに基いて行動することから生まれる。

コツコツ働いて、
嫌なこともやらなかれば成功できないと思っているなら、
考え直した方がいい。

◆潜在意識を活用する!

人は誰しも、十分に活用していない貴重な資産を持っている。

潜在意識だ。

潜在意識は心強い見方になってくれる。

文字通り自分専用のコンピューターだ。

いつも電源が入っていて稼働している。

潜在意識はジレンマを解決し、
すばらしいアイデアを育み、
心に平静と喜びをもたしてくれる。

パソコンと同じように、
少ないエネルギーとコストで、
多くの成果があがられる。

何かをしているとき、
突然、答えが「直感」「ひらめき」となって浮かんでくる。

顕在意識は答えてくれない。

求める答えを教えてくれるのが潜在意識だ。

潜在意識は、ほんとうに気になることがあるとき注目してくれる。

弱いメッセージや曖昧なメッセージは処理しない。

ひとつの問題に集中しているときだけ、
潜在意識が働いてくれる。

だから、絞り込むことで、大きな成果が得られるのは。

◆個性とは「人と違っている」ということだ

人と違うには、
取捨選択し、焦点を絞らなくてはならない。

自分の強みや本来の資質を磨くことによって、
人とは違う存在になれる。

人間は引き算によって、
個に戻っていく。

絞り込むことによって、
豊かになれるのだ。

人間には、「本当の自分」ではない部分、
出生や親の環境によって作られた部分を脱ぎ捨てる、
というすばらしい機会がある。

本当の自分は、
自分という人間のごく一部に過ぎないが、
揺るぎないものだ。

人は誰しも特別な才能、個性豊かな創造力、
天才的といえる何かをもっている。

命のきらめきといえる部分が、
誰にでもあるものだ。

本当の自分に焦点を絞れば、
他人と同じ行動や考え方をしなくなる。

絞り込むほど豊かになれる。

興味や関心を絞り込めば、
それらを深めることができる。

自分のいちばんの強みを強化すれば、
個性を生かし、より人間らしくなれる。

自分の力、他人とは違うところ、
自分なりのやり方で深く人生を楽しむ能力に焦点を絞り込む。

こうしたことをじっくり考え、
決めていくことによって、
個性や長所が際立ち、「顔」の見える個人になっていく。

◆焦点を絞る!

これこそが、パワーの源であり、
幸せになり、成功するための秘訣である。

焦点を絞るとは、
やることを減らし、身軽になることだ。

焦点を絞ることによって、
最小の努力で最大の成果をあげられるようになる。

実践している人は少ないが、
焦点を絞るのは難しくはない。

焦点を絞れば、
人間らしさの本質である個性を伸ばすことができる。

◆「いま、このとき」に生きる

時間はなくなったりしない。

左から右へ一方方向へ流れるわけでもない。

時計が丸いのを見てもわかるように、
時間は回るものだ。

過去に楽しんだ時間は消えはしない。

自分が達成したことや、
善い行いは消えはしない。

長いか短いかは別にして、
未来という時間は紛れもなく存在するが、
貴重なのは、いま現在だ。

過去を誇り、未来に希望を抱くことはできる。

だが、生きられるのは、いま、だけだ。

時間にパレートの法則を取り入れれば、
もっとリラックスし、
物事と「一体化」できる。

過ぎ去った時間は使ってしまった時間だとは考えないから、
リラックスできるのだ。

いまやっていることに一体化でき、
他者と一体化できる。

◆時間の革命家

世界で2番目に金持ちのウォーレン・バフェットは、
巨大なコングロマリットを経営しているが、
走り回ってるわけではないし、超多忙というわけでもない。

それとはほど遠い。

仕事は、
「仰向けになって、礼拝堂の天井画を描いているようなもの」であり、
「自分のやり方は無気力に近い」と言う。

バフェットが決断するのは、
とくに重要な少数のものだけだ。

ふだんリラックスし、考えているからこそ、
ここぞというときに正しい決断ができているのだ。

◆時間管理ではなく、時間革命へ!

時間を「管理」しようなどと、
思ってはいけない。

お金のように、足りないものなら管理しなければならない。

だが、時間は足りないわけではない。

アイデアや自信、常識といったものは不足しているかもしれない。

でも、時間はそうではない。

不足しているのは、
止まった時間、至福の瞬間、
アイデアがわくような時間だ。

「時間管理」では、
スピードアップしろと教えられる。

そうすれば自由な時間ができ、
リラックスする時間が生まれるという。

だが、実現したためしがない。

これはお題目に過ぎず、
ロバを走らせるために、
鼻先にぶたさげたニンジンなのだ。

どんなに速く走っても、
ニンジンとのわずかな距離は縮まらない。

あらゆることのスピードが速くなった現代社会では、
時間は長くなり、仕事にはゆとりがなくなり、
プレッシャーが大きくなっている。

人間はロバのように追い立てられてきた。

「時間管理」という考えのもとで、
労働時間な長くなって、休めなくなっている。

時間革命は、まったく逆を考える。

時間は足りないのではない。

余るほどある。

時間があり過ぎるから、
無駄に使っていると考え直すのだ。

いかにして時間革命を起こすか。

心配するのをやめる。

やることを減らす。

「やるべきこと」のリストを捨てて、
「やめるべきこと」のリストをつくる。

体を使うよりも、頭を使う。

自分にとって何が大事かをじっくり考える。

重要でないこと、楽しくないことをするのをやめる。

◆ふつう、「いい」時間は短く、
「悪い」時間は長く感じるものだ。

それを逆にすればいい。

「いい」時間を長く、
「悪い」時間を短くできれば、
人生に革命をおこすことができる。

◆自営業者やフリーランサーの場合、
週に2日、付加価値の高い活動にあてれば、
以前に5日かかった仕事の160%をこなし、
さらに3日を自分の好きなことに使うことができる。

◆時間は足りないものではない。

駆け足で過ぎ去っていくものでもない。

自分に与えられた時間で何ができるかを
冷静に考えれば、リラックスできる。

怠けることだってできる。

実は、怠けること(考える時間をたっぷりとること)こそが、
大きな仕事をやり遂げるための必要条件なのだ。

人間はかつてないほど自由になっているのに、
自分たちがどれほど自由なのか気づいていないのだ。

かつてないほど時間ができたのに、
時間が足りないと思っている。

現代社会は、
人間を追い立てるようにできている。

技術の進歩によって、
あらゆることが素速く処理できるようになった。

だが、時計と競争していては、
ストレスがたまるばかりだ。

◆一生得する習慣14選!

  1. 毎日の運動
  2. 毎日の頭の体操
  3. 毎日ひとつ他人のためになることをする
  4. 毎日の瞑想、黙考
  5. 毎日、恋人の世話をする
  6. できるだけ褒める、ありがとうと言う
  7. 所得の10%を貯蓄、投資に回す
  8. 友だちにやさしくする
  9. 毎日2、3時間、リラックスできる時間をもつ
  10. ウソをつかない
  11. いつも穏やかでリラックスしている
  12. 自分にとって大事なことに集中する
  13. 何があっても心配しない。心配のないような行動するか、行動もしないし心配もしない
  14. 少ない労力で多くの成果があげられないか、たえず自問する

◆少ない労力で多くの成果を目指すには、
習慣をうまく使うことが重要だ。

最初は大変でも、
やる価値のあることを習慣にすれば、
いつの間にか楽になる。

効果のある習慣を、
いますぐ身につけよう。

そうすれば、
少ない労力で多くの成果をあげられる。

◆どうすれば、少ない労力で幸せになれるのか?

その方法は、
「どうすれば、より少ない労力で、
より多くの成果が出せるか」
と常に問うことだ。

◆科学・技術やビジネスの世界では、
「少ない労力で多くの成果」を実現してきたのに、
個人の仕事となると、
「多くの労力をかけて、多くの成果」をあがようとするのは、
なぜだろう。

企業が「少ない労力で多くの成果」をあげられるのであれば、
個人もそうできるはずではないか。

人間がやることの多くは、エネルギーを消耗するだけで、
役には立たない。

それどころか害にすらなる。

心配が最たるものである。

心配して役に立ったためしはない。

不安になったとき、
心配のないように行動するか、
行動もしない代わりに心配もしないか、
どちらかしかない。

◆現代社会は物質的には恵まれているが、
人間的には貧しい。

この見方には、あなたも共感してもらえると思う。

現代社会は物質面や科学・技術の面で優れていても、
人間らしい生活を壊している。

そこから抜け出せる画期的な方法がある。

それは80対20の法則である。

この法則は企業や経済の分野では有効に活用され、
進歩の原動力になってきた。

この法則をビジネスと同じくらい個人の生活に活用すれば、
もっと生活を楽しみ、働く時間を減らして、
大きな成果をあげられるようになる。

大きな成果をあげるには、
やることを減らすに限る。

「決定的に重要な少数のこと」に的を絞ったときに、
少ない労力で大きな成果をあげられる。

それが自分自身だけでなく、
愛する家族の幸せにもなる。

◆賢い怠け者になる2つの法則!

  1. 焦点の法則(絞り込むほど豊かになれる)
  2. 進歩の法則(少ない努力で多くの成果をあげられる)

焦点の法則は難しくない。
自分にとって大事なこと、
自分の生活を豊かにすることを見極め、
もっとも大事なものに絞り込めば
絞り込むほど豊かになれる。

決定的に重要なごく少数のことに集中すれば、
人生は味わい深く、報われる。

進歩の法則とは、エネルギーや汗、
不安を少なくしながら、
多くの成果をあげられる、というものだ。

物事を劇的に改善するだけでなく、
少ない努力でそうできる。

この考え方は画期的である、
一般通念と反している。

だからこそ、慎重に検討する価値がある。

◆充実した生活を送るには、
ある程度の「仕事」も必要だが、
人生のために仕事があるのであって、
仕事を主にしないと心に決める。

◆「行動を増やそう」ではなく、
「行動を減らそう」…

これまでとやり方を変えない限り、
生活は改善しない。

自分が幸せになることは徹底してやる。

だが、それらは日々の行動のごく一部に過ぎないので、
全体の労力を減らしながら、
生活を変えることができる。

考える時間をたっぷりとり、
絞り込んだ少数のことに集中して、
全体としては労力を減らす。

週2日働くだけで、
今よりも多くの成果と
収入が手に入るとしたら?

行動を減らして賢い怠け者になれ!

◆世の中の仕組みが
一般通念とは逆であることがわかれば、
その仕組に合わせて、
少ない労力で欲しいものを
もっと手に入れることができる。

やることを減らして、人生を楽しみ、
多くの成果をあげることができる。

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