並外れたマネジャーになる 80対20の法則

並外れたマネジャーになる 80対20の法則 by リチャード・コッチ

コッチ,リチャード

起業家、投資家、経営コンサルタント、作家。

ボストン・コンサルティング・グループのマネジャーを経てベイン・アンド・カンパニーのパートナー、その後L.E.K.コンサルティングの共同創業者。

投資先は、ファイロファックス、プリマス・ジン、ベルゴ&ベッドフェアなど。

英国出身でジブラルタル在住…

「80対20の法則」をマネジャー向けに適用、
並の努力で並外れた成果を出せる
マネジャーになるための10の方法をまとめた!

誰もが「平均」に注目するが、
ビジネスを動かしているのは「極端」だ。

80対20マネジャーの本質は、
結果にこだわり、
世の中の偏ったパターンを利用して
結果を出そうとする点にある。

80対20マネジャーであるとは、
少ない労力で達成できる大きな目標は何かを
日々考えることなのだ!

仕事を楽しむ方法、
ストレスを感じたり長時間働いたりしなくても
充実したキャリアを築く方法、
自分らしさを失わず、
家族や友達を犠牲にすることなく、
いまよりずっと多くの成果をあげる方法を説く…

目次

第1部 質問―途方に暮れていないか(仕事や生活をシンプルにしたくないか/秘密兵器)
第2部 答え―80対20マネジャーになるための10の方法(探偵マネジャー/連結の達人マネジャー/メンタリング・マネジャー/レバレッジ・マネジャー/自由にやらせるマネジャー/意義を求めるマネジャー/時間に余裕をもつマネジャー/単純化するマネジャー/怠け者マネジャー/戦略的マネジャー/完全なる80対20マネジャー/80対20マネジャーと80対20企業)

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MEMO

社員のタイプ

  1. 怠慢で無能(害がないので、放っておく)
  2. 勤勉で有能(優秀な社員になる)
  3. 勤勉で無能(どうでもいい仕事をつくるのでクビにする)
  4. 怠慢で有能(管理職にふさわしい)

◆単純化を容易にする3つの方法

  1. 自分自身の理解を深めるとともに、潜在的ユーザーに語りかけるために「物語」を活用する
  2. 言葉と絵を巧みに活用する
  3. 80対20の法則から単純化の例を活用する

◆避けるべき10の時間の罠

  1. 時間の無駄だが、やらざるをえない仕事
  2. 悪い上司(社内、社外で新し上司を探す)
  3. 将来のない会社
  4. 質の悪い同僚(尊敬できない人とはつき合わない)
  5. やたら長くて退屈な会議(そんな会議には出なくていい)
  6. 電子メール(メールの処理は1日2回のみとする)
  7. 電話
  8. 顧客のためにならないもの
  9. 多すぎるプロジェクト
  10. 情報

◆時間に余裕をもつ人になる8つの方法

  1. 自分らしく働けるように、裁量権を最大限確保する
  2. 毎日、優先課題をひとつだけ選び、真っ先に取り組む(やりべきリストは作らない、うっかり作ったときは破り捨てる)
  3. 行動する前に考える
  4. 会社あるいはチームが成功するための少数の決め手を見極める
  5. 優良顧客の声に耳を傾ける
  6. チームのメンバーを80対20のマネジャーにする
  7. 幸福や効率の80%をもたらす20%の仕事を見極める
  8. 労働時間を減らしていく

◆決断

  • 常識に反した決断
  • 前例のない決断
  • 勇気ある決断

◆アイデア

  • 何をするにも、常により良い方法があるはずだと考える
  • うまくいった既存のアイデアを、違う状況にあてはめてみる
  • ある国や地域でうまくいったアイデアを、他の国や地域に持っていく
  • 成功したアイデアを組み合わせる
    車輪+馬=馬車、ハンバーガー専門店+フランチャイズ=マクドナルド

◆自信

自信もレバレッジになる。

他の人ならそもそも試そうともしないことをやってのける。

実話をひとつ紹介する。

アルプス山脈で訓練していた兵士数人が、
部隊からはぐれてしまった。

吹雪で視界は悪く、
どの山も同じに見える。

どの道を行くべきか。

あたりは暗くなってきた。

凍えるほどの寒さに、
耐え難い空腹に恐怖心が襲ってきた。

氷点下で一夜を過ごし、
生き残れる可能性は低い。

そのとき奇跡が起きた。

ひとりの兵士の上着のポケットから地図が出てきたのだ。

兵士たちは地図を頼りに雪道をかき分け、
ベースキャンプを目指して力強く歩み進めた。

その地図が他のプレーネ山脈のものだと気づいたのは、
キャンプで暖を取り、空腹を満たした後のことだった。

もうひとつ逸話がある。

アップルのスティーブ・ジョブズとビル・アトキンソンは
ゼロックスのパロアルト研究所を訪問したとき、
「ウィンドウズ」を見て、
セロックスの研究者にできるなら、
自分たちにもできるはずと考えた。

そして見事完成させた。

実は、セロックス・チームは実現していたわけではなかった。
アトキンソンらが開発した重なるウィンドウズを目にした
ゼロックス・チームは驚いた。

自信には、超ポジティブな場や、
命を救うエネルギー、
不可能に挑む創造力を生み出す力がある。

自信があれば、気持ちが高揚し、
情熱が伝染していく。

不可能に思える機会、
そもそも気づきもしないチャンスを捕まえられるようになる。

成功のイメージを持つことで、
自信が湧いてくる。

◆潜在意識

目標を達成したいと思う分野を深く心に留めておくと、
他のことを考えても、
つねに頭のどこかが働いている。

どこからともなく、
アイデアが浮かんできた経験はないだろうか。

そうしたことが起こるのは、
本当に気にかけているときだけだ。

実験では証明されているが、
わずかなデータしかないときは、
顕在意識が有効だ。

たとえば、地図に2つの経路があり、
どちらかを選ぶような場合は、これにあたる。

一方、情報が曖昧で複雑にからみあっているとき、
本当に面白い問題を解決するのに有効なのは、
潜在意識だ。

ときに矛盾した情報源からもたらされる、
ばらばらな証拠や印象を突き合わせ、
論理だけでなく、
感覚や感情を総動員する。

ある人と個人的に親しくなるべきか(やめるべきか)は、
合理的な思考では答えられないが、
潜在意識なら答えてくれる。

潜在意識は、自分にとって重要な問題をかき回し、
ゆっくりではあるが確実に答えを導き、
思いもよらないときに顕在意識に浮かびあがらせる。

潜在意識はパレートの法則に完全に合致する。

やらなければならない他のことに集中しているときに、
ひとりでに働いてくれるのだから、
このうえなく経済的だ。

直線的な思考プロセスでは決してたどりつけない、
斬新で独創的で奇妙なアイデアをもたらしてくれる。

潜在意識がすぐに働くように、
問題点を書き出しリストにしておく。

こうしておけば、
最初の問題が解決した後に、
ただちに次の問題にとりかかることができる。

◆優れた成果を出すための7つのレバレッジ(梃子)

  1. 潜在意識
  2. 自信
  3. アイデア
  4. 決断
  5. 信頼
  6. 人材
  7. カネ

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