脳が壊れた

脳が壊れた by 鈴木 大介

鈴木 大介

1973(昭和48)年千葉県生まれ。
ルポライター。
家出少女、貧困層の若者、詐欺集団など、社会からこぼれ落ちた人々を主な取材対象とする。

またコミック『ギャングース』(原案『家のない少年たち』)ではストーリー共同制作を担当…

41歳の時、
突然の脳梗塞に襲われた!

一命は取り留め、
見た目は「普通」の人と同じにまで回復した。

けれども外からは見えない障害の上に、
次々怪現象に見舞われる。

トイレの個室に老紳士が出現。

会話相手の目が見られない。

感情が爆発して何を見ても号泣。

一体、脳で何が起きているのか?

自身の身体を取材して見えてきた意外な事実とは?

目次

まえがき

第1章 どうやら脳がまずいことになったようだ
二〇一五年初夏の消防団員 奪われてしまう宝物 「過労死するどー」
離脱する魂

第2章 排便紳士と全裸の義母
トイレの個室に現れた老紳士 変質者になった僕 片輪走行の脳

第3章 リハビリは感動の嵐だった
念動力の感覚 リハビリとはくじ引きである やればやっただけ回復する
脳細胞は助け合う 本が読めない

第4章 リハビリ医療のポテンシャル
発達の再体験・追体験 発達障害は生まれつきなのだろうか リハビリと高齢者の群れ
リハビリスタッフのポテンシャル 彼女たちの事情 リハビリのスキルに光を

第5章 「小学生脳」の持ち主として暮らす
記者廃業か 道路が渡れない 「妻の罵声」リハビリ
妻の世界が見えてきた 小学生脳 ロボットと人間の差
「不自由なこと探し」は難しい

第6章 感情が暴走して止まらない
構音障害 目の前にデギン登場 笑いが止まらなくなる
中二病女子的症状 巨大な感情のパワー

第7章 本当の地獄は退院後にあった
見た目は健常者でも 大きすぎる感情は言語化できない 泣きたいだけ泣くと
恐怖のNHK集金員

第8章 原因は僕自身だった
なぜ俺が 上がり続ける血圧 妻と僕の十六年間
面倒くさい人は愛らしい 妻の発病 生還
「家事をしなくていい」 背負い込むと無理が生まれる 優しさの質

第9章 性格と身体を変えることにした
家事の分担を決める 退院後の1日 身体の改善
元アスリートはタチが悪い BPMランの導入 我慢しないダイエット

第10章 生きていくうえでの応援団を考える
平和である 人の縁というネット 応援団を持つ
見栄とプライド 父への手紙 黙って行動を

鈴木妻から読者のみなさんへ

あとがき

脳が壊れた

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MEMO

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