超一流になるのは才能か努力か?

超一流になるのは才能か努力か? by アンダース・エリクソン, ロバート・プール

アンダース・エリクソン教授は、
「超一流」研究の第一人者。

「タイム」
「ニューヨーク・タイムズ」をはじめ、
各紙誌で取り上げられ、
世界中から大きな注目を集めた
自身の研究結果の全てを、
本書で初公開…

チェス、バイオリン、テニス、数学……

世界中のトッププレーヤーたちを、
30年以上にわたって科学的に研究!

そして導き出された「超一流」への鉄則とは…

  • 鉄則1:自分の能力を少しだけ超える負荷をかけつづける
  • 鉄則2:「これで十分」の範囲にとどまっていると、一度身につけたスキルは落ちていく
  • 鉄則3:グループではなく、一人で没頭する時間を確保する
  • 鉄則4:自分の弱点を特定し、それを克服するための課題を徹底的に繰り返す
  • 鉄則5:練習を「楽しい」と感じていては、トッププレーヤーにはなれない
  • 鉄則6:これ以上集中できないと思った時点で練習や勉強はうちきる
  • 鉄則7:上達が頭打ちになったときは、取り組むメニューを少しだけ変えてみる
  • 鉄則8:即座にフィードバックを得ることで、学習の速度は劇的に上がる
  • 鉄則9:オンの時間とオフの時間をはっきり分け、一日のスケジュールを組む
  • 鉄則10:どんな能力も生まれつきの才能ではなく、学習の質と量で決まる

目次

■序 章 絶対音感は生まれつきのものか?
絶対音感は、その言葉の意味するところから、生まれつき持っている人と
持っていない人に分かれていると考えられてきた。ところが、幼少期にある練習をすれば、
ほぼ全員が絶対音感を身につけることができる、ということがわかってきた。

■第一章 コンフォート・ゾーンから飛び出す「限界的練習」
短期記憶では、7ケタの数字を覚えるのが限界。実は、それは誤った常識だ。
私と特別な練習を繰り返した学生は、最終的に82ケタも記憶することができたのだ。
限界を少し超える負荷を自身にかけつづける。そこに秘密がある。

■第二章 脳の適応性を引き出す
限界的練習によって、最も変化が起こるのは脳である。たとえば、バイオリニストや
チェリストは練習を積むうちに、演奏において最も重要な左手指を制御する脳の領域が
大きくなる。こうした脳の変化こそがあらゆる「能力」の正体なのだ。

■第三章 心的イメージを磨きあげる
チェスのグランドマスターは試合途中のチェス盤を数秒見るだけで、すべての駒の
配置を覚え、ゲーム展開を完璧に理解してしまう。超一流が、瞬時に膨大な情報を
処理するために活用しているのが「心的イメージ」だ。それは一体何なのか。

■第四章 能力の差はどうやって生まれるのか?
超一流のバイオリニストと、音楽教員になる道を選んだバイオリニスト。両者を比べると、
超一流は18歳までに、平均で4000時間も多く練習を積んでいた。だがそのレベルに
到達するには、練習時間以外にもある重要な要素が必要だった。

■第五章 なぜ経験は役に立たないのか?
意外にも年長の医師は、若手の医師と比べて医療の知識に乏しく、適切な治療の
提供能力にも欠けていることがわかっている。楽にこなせる範囲で満足し、
同じことを繰り返していては、一度身につけたスキルも徐々に落ちてしまうのだ。

■第六章 苦しい練習を続けるテクニック
自身の限界を超える負荷をかけつづける限界的練習は、決して楽なものではない。
事実、超一流の中に、「練習が楽しい」と答える人など一人もいないのだ。
では、なぜそうした苦しい練習を続けられる人と、続けられない人がいるのだろうか。

■第七章 超一流になる子供の条件
心理学者のラズロ・ポルガーは、自身の子育てを通じて限界的練習の効果を実証した。
彼は三人の娘を全員チェスのトッププレーヤーに育てあげたのだ。
子供は超一流になるまでに四つのステップを踏む。その各段階で親がすべきことは何か。

■第八章 「生まれながらの天才」はいるのか?
わずか11歳で協奏曲を書いたモーツァルト。だがその「作曲」は、他人の作品の
焼き直しであったことがわかっている。「生まれつきの才能」で超一流に
なった人などおらず、またトッププレーヤーに共通の遺伝的特徴なども存在しない。

■終 章 人生の可能性を切り拓く
限界的練習は、すでに多くの分野で活用されている。プロのスポーツチームはもちろん、
ノーベル物理学賞を受賞したカール・ワイマンは、限界的練習をもとに新たな
学習メソッドを作りあげた。私たちの仕事、学習すべてに応用できるのだ。

超一流になるのは才能か努力か?

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