自分の時間

自分の時間 – 1日24時間でどう生きるか by アーノルド ベネット

アーノルド ベネット

イギリスを代表する作家。
代表作に、20世紀英国小説の最高傑作といわれる『二人の女の物語』(岩波書店)がある…

「時間」について書かれた実用書!

これほど世界中の一流人たちに支持され、
人生のバイブルとして愛読された本はない!

意欲に満ちた
“賢明なる1日”
を過ごすために…

  • 朝目覚めると、あなたの財布にはまっさらな24時間が詰まっている
  • 仕事以外の時間の過ごし方が、人生の明暗を分ける
  • 1週間を6日として考えよ
  • 習慣を変えるには、小さな一歩から始めよ
  • 1週間のうち90分は自己啓発のために充てよ
  • 計画に縛られすぎてはいけない

目次

訳者序文
第1章 この考え方が1日1日に奇跡をもたらす
第2章 もっと知的好奇心に満ちた生活をつくろう!
第3章 1日24時間の枠を最大限に生かすには?
第4章 自分の精神・肉体を養うための「内なる1日」
第5章 週3回の夜90分が、あなたの心を豊かにする
第6章 「情熱と活気に満ちた1週間」をつくる秘訣
第7章 思考を集中するひとときをもつ
第8章 「内省的な気分」を大切にする
第9章 「知的エネルギー」はどうやって生まれてくるのか
第10章 「原因と結果の法則」を頭に入れる
第11章 読書好きなあなたへ ――人生に大きな「利息」を生むアドバイス
第12章 財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている
訳者解説

自分の時間

自分の時間

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MEMO

自分の時間

◆よく読み、よく考えること!

よく何冊読んだとうことを自慢する人がいるが、
自分が読んだものについて、
少なくとも45分くらいかけて、
注意深く、しんどくなるくらいに反芻しないのなら、
せっかくの読書もムダに費やされたと
いっても過言ではない。

◆「原因・結果」は絶えず頭に入れておけ!

我々が認識しておかなければならないことは
いろいろあるが、なかでも最も大切なのは、
物事の原因と結果を絶えず頭に入れておく
ことである。

原因なくして何事も起こり得ないのだという
大切な真理を、頭の中に完全に叩き込んでおけば、
年を経るにつれて寛容になれるばかりでなく、
思いやり深くもなれる。

◆汝自身を知れ!

この文句は誰もがよく知っており、
その言わんとすることの重要さもよく
心得ていると思うが、
これを実行に移せるのは
人並みすぐれて賢明が人たちだけである。

我々は自分のことを振り返って
考えることをしない。

つまり、自分の幸福とか、
自分の進もうとする道、
人生が与えてくれるもの、
いかに理性的に決断して
行動しているか
(あるいは、していないか)、
自分の生活信条と実際の行動の
関係など本当に大切な問題について、
自分というものを見つめることをしていない。

それでいて幸福を探し求めている。

あなたはそれを発見できただろうか。

おそらく、まだ発見していないだろう。

幸福など手に入らないもと
諦めているかもしれない。

だが、実際に手に入れた人もいるのだ。

そしてこういう人たちは、
幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることに
あるのではなく、理性を豊かにし、
自らの生活信条にかなった生き方を
するところにあると悟ることによって、
幸福を自分のものとしている。

そして、これを正しいと認めながら、
なおかつ、1日1時間たりとも
自分の理性、生活信条、行動を深く
振り返ってみることをしない。

◆「ものを考える」訓練法!

集中力を高める練習を規則的に
やることによって、
あなたは自分の思考をいかなる
時にもいかなる場所でも
思いのままに支配できる。

この練習は実に手軽にできる。

この集中力を高める練習は
通りを歩きながらでもできる。

電車の片隅に腰掛けいてもできるし、
電車の吊革につかまりながらでもできる。

あなたが集中できるなら、
対象は何であってもよい。

大事なのは、
ものを考える頭(脳)を
訓練することである。

集中してものを考える訓練
(これは少なくとも毎日30分は行う必要がある)
は、単なる準備段階であって、
ピアノでいえば音階練習のようなものである。

人体という複雑な組織体の中でも
最も制御しにくい器官である頭脳を、
なんとかコントロールするだけの
力を身につけたら、
次に思いのままに役立てるべく
頭脳にくびきをかけなければならない。

◆1週間の使い方

1週間を6日として計画を立てるべきか、
それとも7日として計画を立てるべきか?

人生経験の豊かな人は、
7日と考えるよりも6日として
考えたほうが能率が上がり、
より充実した生活ができることを知っている。

本業以外に何かをやろうという計画を
実行するのは、週6日に限定しておくべきである。

そして、その余分の1日を、
たまたま手に入ったもうけものの1日と考える。

そう心得ておけば、
その日が利用できなくなっても
損をしたような気になったり、
当てがはずれたと大騒ぎしなくとも、
すみやかに6日間の計画に戻ることができる。

◆内なる1日(16時間)

充実した完全な1日を送りたいと思ったら、
頭の中で、1日の中にもうひとつ
別の1日を設けるようにしなければならない。

この「内なる1日」は、
ひとまわり大きな箱に入っている
小さな箱のようなもので、
夕方6時に始まって翌朝の10時に終わる。

つまり、16時間の1日である。

そして、この16時間はすべて、
自分の心と身体を成長させ、
同胞を啓発することだけに使う。

するとあなたは、
この16時間に全精力を注ぎ込んでしまったら、
本業の8時間の能率が落ちてしまうのではと
思うかもしれない。

そんなことはない。

それどころか、
確実に能率が上がる!

◆1日24時間を8時間単位で3等分してみると…

1日の3分の2の時間を、
3分の1を占める勤務時間に
単に付随している時間に過ぎないとしてしまうなら、
完全に充実した1日を過ごすことなど、
どうやって望めようか。

望めるわけがない。

何を言いたいのかというと、
仕事以外の時間を
もっと大切にするということである。

◆朝目覚める!

すると、不思議なことに、
あなたの財布にはまっさらな24時間が
ぎっしりと詰まっている。

そして、それがすべてあなたのものなのだ。

これこそ最も貴重な財産である。

◆ある医者の言葉…

「たいていの人間は
眠りすぎてバカになっている」

この医者が言うには、
十人のうち9人の人間は、
ベッドで過ごす時間を減らせば、
もっと健康になり、
もっと人生を楽しめるとのこと!

◆日常の仕事でそんなに疲れるなら、
それはあなたの生活のバランスが悪いのであって、
是正すべきだ。

人間の精力は、
日常の仕事にすべて吸い取られてしまっては
ならないのである。

では、どうすべきか?

はっきりしているのは、
頭を働かせて、
なんとかあなたの情熱を
日常の仕事だけにすべて
使い切ってしまわないようにすることだ。

あなたのエンジンを日常の仕事に使う前に
(後ではない)、
まずそれ以外の何かに使うのだ。

つまり、朝早く起きるということ!

◆ゆとりを持って一生を生きること

  1.  ユーモアのセンスに欠けた「物知り顔」に人間にならない
  2.  中庸の心得で生きる
    自分で計画したことに奴隷のように縛られてはならない。計画にひきずりまわされてはならない。計画したことは尊重しなければならないが、盲目的にあがめまつるようなことをしてはならない。自分の計画したことに然るべき重きをおくこと、つまり、尊重しすぎることもなく、おろそかにすることもなく、中庸を心得て生きること。
  3.  自分の心の中に「牢獄」を作らない
    あまりに欲張った計画を立てすぎて、次にやることばかり気になって落ち着いて何かに取り組めなくなってしまう。こうなると、刑務所で生活しているようなもので、自分の生活が自分のものでなくなってしまう。まずいのは、自分の計画したことを何がなんでもやり通そうとすることではなく,もともと、あまりに盛りだくさんの欲張った計画を立てたことにある。
  4. かけがえのない「向上の芽」を大切に育てる
    計画の出だしでつまずかないこと。出だしてつまずいてしまうと、新しく芽生えた、
    何かを学ぼうとする欲求の芽も、一人前の若木に成長する前に、簡単に枯れてしまう。この欲求の芽には、あまり負担をかけすぎてはならない。

◆読書で大切な2つのこと!

  1. 自分が努力を向ける方向と範囲を限定する
    ひとつの時代、あるいはひつつの主題、あるいは一人の作家を選ぶ。そして、この時間はこの研究をやるというように予め決めておき、その時間はそのことだけに集中する。
  2. よく読むと同時によく考える
    多くの本を読みながら、その人にプラスになっていないことがある。自分が読んだものについて、少なくとも45分くらいかけて、注意深く、しんどくなるくらいに反芻してみないなら、折角の読書の時間もムダに費やされたといってよい。要するに、どんどん先に進めてはいけない、ということである。

◆原因と結果は絶えず頭に入れておけ

私たちが認識して
おかなければいけないことは
いろいろあるが、
なかでも最も大切なのは、
物事の原因と結果を絶えず
頭に入れておくことである。

原因なくして何事も起こり得ない
のだという大切な真理を、
頭の中に完全にたたき込んでおけば、
歳を経るにつれて寛容になれるばかりでなく、
思いやり深くもなれる。

◆1日の仕事が終わったあと、自分を振り返るゆとりをもつ

人間は理性的な生き物であると
思われているが、
理性よりも本能に従って生きている。

そして、深く自分を振り返って
考えることが少なくなればなるほど、
ますます理性的でなくなる。

ではいつ自分を振り返ってみる
のがよいのか。

一人で帰る通勤電車の中などが、
この作業に適している。

その日の仕事を終えた後などは、
自然と自分を振り返って考えてみよう
という気になるものである。

◆まずは、汝自身を知れ!

私たちは自分のことを
振り返って考えることをしない。

つまり、自分の幸福とか、
自分の進もうとする道、
人生が与えてくれるもの、
いかに理性的に決断して
行動しているか
(あるいは、していないか)、
自分の生活信条と実際の行動の
関係など本当に大切な問題について、
自分というものを見つめることを
してない。

それでいて幸福を
探し求めているのではないだろうか。

あなたは一体それを
発見できただろうか。

実際に幸福を手に入れた人たちは、
幸福とは肉体的、精神的快楽を
得ることにあるのではなく、
理性を豊かにし、
自らの生活信条にかなった
生き方をするところにあると
悟ることによって、
幸福を自分のものとしている。

あなたは、これを正しいと
認めながらも、
1日に1時間たりとも
自分の理性、生活信条、
行動を深く振り返ってみることをしない。

これは、あるものを得ようとしていながら
そのために必要なたったひとつの行動を
まったく実行に移していないということを
あなた自身が認めなければならない。

◆集中力は訓練次第で身につけられる

◆習慣を変えるには…

習慣を変えることは
至難のわざである。

そのうえ変化というのは、
それが改善のためであっても、
必ず不便や不快感を伴う。

つまり、習慣を変えるには
なんらかの犠牲と、
強固な意思の力が必要になる。

だから、
習慣を変えるなら
まずは「ささやかなこと」
から始めるのが成功する
コツである。

◆1週間の使い方

「毎日休まずに
自分の計画したことを
推進せよ!」

と言いたいところだが、
あなたにはこう言いたい。

「予めきちんと決めた計画を
実行するのは、週6日に限定しておく
べきである」

そして、その余分の1日を、
たまたま手に入ったもうけものの
1日と考える。

そう心得ておけば、
その日が利用できなくなっても
損をしたような気にならない。

そして、すみやかに6日間の
計画に戻ることができる。

◆24時間の配分

1日をざっくり分けると
8時間の睡眠、8時間の仕事、
そして残りの8時間が自分の時間となる。

この自分の8時間をどのように
使うかによって成功する人と
成功できない人の違いででる。

会社で2時間残業するということは、
自分が自由に使える8時間を6時間に
減らしていることを自覚すべきである。

毎日の通勤に往復2時間かかっている
人も同様である。

ただ、通勤時間は残業と違って
ある程度自分の自由になるので
この通勤時間を如何に有効に使うかも重要になる。

◆時間を使うときに心得えておくべきこと

24時間という与えられた時間の中で、
充実した快適な1日を過ごせるように
生活を調整する際に心得ておくべき
最も重要なことは…

そうすることが
いかに至難のわざであるか、
そのためにいかに多くの犠牲を払い、
倦まずたゆまず努力し
続けなければならないかを、
まずは冷静に悟ることである。

◆時間!

あなたは毎日24時間で
生活するしかない。

24時間の中で、
健康も楽しみも、
金も満足も尊敬も
得ていかなければならない。

また、その中で不滅の
魂を向上させなければならない。

時間を正しく用いること、
最も効率的に利用すること、
これこそが最も差し迫った
切実な問題である。

すべては、
この「時間」の利用のしかたで決まる。

幸福も、これにかかっている。

◆人生で一番大切なものとは?

朝目覚める。

すると、不思議なことに、
あなたの財布には
まっさらな24時間が
ぎっしりと詰まっている。

そして、
それがすべてあなたのものだ。

これこそ最も貴重な財産である。

◆朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある

◆時間は無限の富を生む実に不思議な「貴重品」である

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