天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論

天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論 by 山口 周

山口 周

1970年東京生まれ。
慶応義塾大学文学部美学美術史学専攻、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。
新卒で株式会社電通に入社。ネスレ、ソフトバンク等を担当。
2000年、ネット系ベンチャーの執行役員に就任。
その後、ブーズ・アレン・ハミルトン(現ブーズ・アンド・カンパニー)に入社。
モバイル通信、消費財、外食産業等のコンサルティング業務に従事。
その後、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニーにて、主に消費財企業、メディア企業のコンサルティングに従事…

「天職への転職」を
実現するための思考様式や行動パターン、
あるいは統計分析や事例を述べる。

これから転職しようとしている人 、
すでに転職して「失敗した」と思っている人
自分のキャリア設計について考えたい人
コンサルティングや広告業界でのキャリアに興味のある人
これから就職活動をする学生の人の本…

目次

はじめに
第一章 転職は、なすべきか、なさざるべきか
第二章 従来の転職の「方法論」の問題
第三章 いい偶然を呼び込むには?
第四章 「攻め」の転職と「逃げ」の転職
第五章 エモーショナル・サイクル・カーブへの対処
最後に

天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論

天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論

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MEMO

◆転職・就活と英語について!

プロセッシングスキルのうちで
最も重要性が高いのは、
英語でのコミュニケーションスキルである。

目安としては最低でもTOEIC730点、
できれば860点くらいはクリアしておきたい。

730点は
「どんな状況でも適切なコミュニケーションが
できる素地を備えている」、
860点は、
「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」
水準とテスト主催者によって定義されている。

今後為替が円安に振れて、
外資による買収が再び進行した場合、
本人の意思とは無関係に自分のビジネス環境が
一気に英語化してしまう可能性がある。

日産自動車がルノーに買収された際、
英語が不得意という理由だけで、
それまで出世コースを駆け上がってきた
多くの人が閑職に回されたという
過酷な事例が紹介されている。

英語ができないという理由だけで優秀な人が閑職に回される、
というのは、本人にとっても会社にとっても忍びないが、
このような話は今後どの会社で起きてもおかしくない。

さらに、純然たる日本企業であっても、
樂天のように英語を社内公用語とする流れが強まっている。

日本企業で英語を社内公用語に設定する理由は実は単純で、
グローバル化を狙っているからである。

日本国内には社内公用語の英語化に強く反対する人もいる。

たとえば、元マイクロソフト日本法人の成真眞氏は、
著書で「日本人の9割に英語は要らない」と主張している。

確かに結果論としてはそうなのだが、
この主張には「パッシブセーフティ(※)」
の観点が抜け落ちている。

たとえば、自動車事故に遭ってエアバッグのお世話になる人は1%以下だが、
では「99%の人にエアバッグは要らない」と言われれば、
多くの人は強い違和感を覚えるはずである。

パッシブセーフティ という観点を盛り込まなければ、
エアバッグも消化器も生命保険もすべて「要らない」
ということになってしまう。

事業を営んている立場の人にとっては、
もう是非の問題を議論する時期はとうの昔に終わっている。

※機械装置の設計や操作における安全技術のうち、
特に事故などの異常事態が起きた場合に人体などへの影響を最小限に抑える技術の総称。

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