会社と家族を守って借金を返す法

会社と家族を守って借金を返す法 by 三條慶八

三條慶八(さんじょう・けいや)

1960年、神戸市生まれ。
“経営者を守る”ボディガード。
(株)Jライフサポート代表取締役社長。
140億円もの負債を抱えながらも自分の力で再生し、奇跡的な会社の完全復活を果たした経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の再生法を伝授。
「何があっても大丈夫! 」をモットーに、事業再生を通して人生の再生を最優先とした、経営者とともに闘う真の事業再生コンサルタント。

会社も家族も守って、
自力再生を実現するための実践法!

140億円の負債から自力再生した男が説く、
中小企業経営者のための自力再生実践法…

目次

■第1部 借金地獄140億円からの脱出――8年間の記録
第1章 私はこうして個人保証120億円を背負った
第2章 血尿と点滴の日々で120億円の個人保証から脱出

■第2部 中小企業の再生を成功させる77のステップ
第3章 企業再生の成功を準備する26のステップ
第4章 企業再生を成功させる44のステップ
第5章 中小企業経営を成功させる7つのステップ

■第3部 日本の中小企業再生のための7つの提言
第6章 中小企業の再生が日本の未来をつくる

会社と家族を守って借金を返す法

会社と家族を守って借金を返す法

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MEMO

会社と家族を守って借金を返す法

◆保証協会付き貸付は、誰のための制度か?

金融機関が直接会社に融資した場合なら、
元利の返済ができなくなった会社の債権は
サービサーに売却される。

会社は債権を持っているサービサーと交渉し、
債権総額の2~5%で債権処理ができる
と言われている。

つまり、それだけ支払えば、
債務がゼロになるということだ。

しかし、保証協会付き貸付の場合、
元利の返済が滞ると、
保証協会が金融機関にその貸付残高を支払う。

これを「代位弁済」という。

この場合、債権は金融機関から
保証協会に移るので、
債権者は保証協会と直接交渉することになる。

交渉相手は保証協会内のサービサー部門だが、
この部門は一般のサービサーのように
債務者に売却するという形の
債務処理をしてくれない。

法的処理、つまり、
破産しない限り、保証協会は、
債権を経営者が死ぬまで持ち続ける。

この債権には14.6%という高利の
延滞利息がつく。

この高金利では、
30歳で1000万円借りたら
80歳になったときには、
元利合計が1億円に近づく。

絶対に払える額ではない。

経営者が死んで相続人が
相続放棄するまで、
債権が残っている。

そうなったときに、
日本政策金融公庫から
信用保証協会に損失が補填
されるという仕組みになっている。

◆任意売却時の消費税に要注意!

商業用不動産の任意売却は、
競売と比べて回収金額が多くなるので、
金融機関がOKすることが多い。

その場合、売買契約の明細書には、
売り主(会社)が支払うべき
消費税文がはっきりと記載されている。

しかし、その消費税分を、
金融機関は売り手から即座に回収する。

消費税は払わなければならないのに、
金融機関はその分を没収し、
債権回収にまわしてしまう。

金融機関の見方からすれば、
全額回収ができないのだから、
倒産破産するかもしれない会社に、
おカネを残す必要などないという
論理である。

消費税の金融機関回収という習慣が
続いていると、任意売却ができたとしても
8%の消費税を没収されては、
会社は再起できない。

◆やってはいけない4つの資金繰り

1)金融機関返済のための借り入れ
2)手形や小切手を利用した資金調達
3)取引先に損害が及ぶ可能性のある資金調達
4)個人や家族の資金の投入

◆再生に成功する人の3つの条件

1)レスポンスが早く、対応能力が高い人
2)まじめで真摯に取り組む人
3)成功するのだという強い意思を持っている人

◆再生を成功させる4つの条件

1)余裕のある間に早く動くこと
2)会社や家族を守る術を知ること
3)金融機関の考え方を知ること
4)危機管理能力を高めること

◆再生に必要な3つの柱

1)己を知る

己とは、会社と家族を含めた
自分自身である。

己の現状を冷静に把握することによって、
正しい次の一手が打てる。

己の資産と負債状況がどうなるのかを、
常に知っておかなければならない。

己の強みと弱みは何か?

その上で、どうすれば己が再生し、
発展していけるか?

そこを考えないと再生に
成功の糸口は見えない。

2)己を磨く

己をよく知った上で、
会社と自分自身が現状より
スキルアップし、
その上のステージに行く。

経営力をアップさせ、
売上、利益の拡大を図る。

3)己を守る

会社と自分の家族を守る術を
身につける。

最悪の事態を想定し、
最善の準備をすることが大切である。

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