多読術

多読術 by 松岡 正剛

松岡 正剛

1944年、京都府生まれ。
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。
科学から芸術におよぶ多様なジャンルに取り組み、その研究成果を著作・映像等として発表。
独自の視点による情報文化論、日本文化論に定評がある。
インターネット上で壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」を展開中…

読書の達人による多読のコツを伝授!

読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読める。

読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介…

本書を読めば自分に適した読書スタイルがきっと見つかる!

目次

第一章 多読・少読・広読・狭読
本棚拝見/本は二度読む/たまには違ったものを食べてみる/生い立ちを振り返 る

第二章 多様性を育てていく
母からのプレゼント/親友に薦められた『カラマーゾフの兄弟』/文系も理系もこだわらない

第三章 読書の方法を探る
雑誌が読めれば本は読める/三割五分の打率で上々/活字中毒になってみる/目次をしっかり読む/本と混ってみる/本にどんどん書き込む/著者のタイプを見極める

第四章 読書することは編集すること
著者と読者の距離/編集工学をやさしく説明する/ワイワイ、ガヤガヤの情報編集/言葉と文字とカラダの連動/マッピングで本を整理する/本棚から見える本の連関

第五章 自分に合った読書スタイル
お風呂で読む・寝転んで読む/自分の「好み」を大切にする

第六章 キーブックを選ぶ
読書に危険はつきもの/人に本を薦めてもらう/本を買うこと/キーブックとは何か/読書しつづけるコツ/本に攫われたい

第七章 読書の未来
鳥の目と足の目/情報検索/デジタルvs読書/読書を仲間と分ち合う/読書は傷つきやすいもの

あとがき

多読術

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MEMO

多読術

◆出来事・社会・世界を見るための2つの視点(鳥の目、足の目)

▶鳥の目
俯瞰的にその世界を眺める。

▶足の目
その世界の中に入っていって見る。

◆本の読み方には2つある(掩巻、慎独)

▶掩巻(えんかん)
本を少し読み進んだら、そこでいったん本を閉じて、その内容を追想し、アタマのなかですぐにトレースしていく。

▶慎独(しんどく)
読書した内容をひとり占めしない。必ず他人に提供する。独善や独占を慎むこと。

◆本はいろいろな読み方をすべき

平均的な読書を求めてもダメ。

ゆっくり読んでもいいし、
お茶漬けをかきこむように読んでも、
何人かで感想を言いあうために読んでもいい。

むしろ多様な読み方をすべきである。

◆読書には「読前術」「読中術」「読後術」がある

▶読前術:本との接し方や目次読書
▶読中術:マーキング読書、マッピング読書
▶読後術:本棚の並び、感想ノートや感想ブログを書く

◆本は3冊の並びでつながっている

書店で本を見るとき、
めぼしい本が目に入ったらその左右の1冊も見て
計3冊にして、その「3冊の並び」を感じてみるといい。

◆音読から黙読への変化は…

脳のなかに「無意識」をもたらした。

◆マーキング読書法(本をノートとみなす)

読書するときなぜマーキングするのか?

ひとつは読みに徹することができる。
集中しやすい。

もうひとつは、
再読するときにやたらにスピードが上がる。

◆読書は、理解できるかどうかわからなくとも、
どんどん読む。

自分の読書のペースなどわからないのだから、
読みながらチェンジ・オブ・ペースを発見していく。

自分にあう本を探すより、
敵ながらあっぱれだと感じるために本を読んだっていい。

むしろ、そういうことをススメたい。

◆目次読書法

まずは目次のページを開く。
これが非常に重要である。

古典や小説を除けば、
目次にはその本の最もよくできたアウトラインが示してある。

目次はせいぜい2~4ページくらい。

これをまずちょんと見なければいけない。

目次を見るのはせいぜい1分から3分だが、
この3分程度の束の間をつかって目次をみておくかどうかということが、
そのあとの読書に決定的な差をもたらす。

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