心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣 by 中村 恒子, 奥田 弘美

中村 恒子(なかむら・つねこ)
1929年生まれ。精神科医。
1945年6月、終戦の2か月前に医師になるために広島県尾道市から一人で大阪へ、混乱の時代に精神科医となる。
二人の子どもの子育てを並行しながら勤務医として働き、2017年7月(88歳)まで週6日フルタイムで外来・病棟診療を続けている(8月から週4日のフルタイム勤務となる)。
「いつお迎えが来ても悔いなし」の心境にて生涯現役医師を続けている。

奥田 弘美(おくだ・ひろみ)
1967年生まれ。精神科医・産業医(労働衛生コンサルタント)。日本マインドフルネス普及協会代表理事。
内科医を経て、2000年に中村恒子先生と出会ったことをきっかけに精神科医に転科。現在は精神科診療のほか都内20か所の企業の産業医としてビジネスパーソンの心身のケアに従事。著書に『何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから』(扶桑社)、『1分間どこでもマインドフルネス』(日本能率協会マネジメントセンター)、『心の毒がスーッと消える本』(講談社)など多数。

どこまでも自然な姿に、
「ああ、こんなふうに生きてもいいのか」
「こんなふうに生きればいいのか」
そんな気づきを与えてくれる…

目次

第1章 なんのために働きますか?
第2章 期待しないほうがうまいことやれる
第3章 人間関係には、妙がある
第4章 心を平静に戻す
第5章 あれやこれやを、両立していくには
第6章 「日々たんたん」な生き方

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

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MEMO

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

◆ご飯が食べられて、
そこそこの生活さえできたら上出来。

さらに、
自分の仕事で目の前の人が喜んでくれたら
もうけもん。

そんな心持ちが、
長い人生を送っていくには
大切なのかも…

◆昔から「大志を抱け」とよく言われるが、
あまり立派な志しや高すぎる目標ばかり持ちすぎると、
未来のことや成果にばかり気が取られてしまう。

目の前のことに打ち込めなかったり、
迷いが生じてしまう。

ちょっと、
目標を落としてみてもいいかも。

◆「なんで働くのか?」
と迷ったときには、単純に
「働くのは、自分が食べていくお金を稼ぐため」
と割り切っていい。

それが、
人間が働く原点なのだ。

「生きがい」とか、
「己の成長」なんていういのは、
自分をちゃんと食べさせられるようになったあとに、
余裕があったらゆっくり考えればよい。

◆健康な人はみな自分を養っていく責任がある。

自分自身を食べさせていくことが
できるようになって、
己の足だけで社会に立てるようになって、
はじめて「一人前の大人になった」
と認めてもらえる。

だから、
お金のために働くっていうのは、
何も恥ずかしいことではない。

あたりまえのこと。

とっても立派なことだ。

◆人生いろんなことがあるが、
そんな中で、
どうやって折り合いをつけていくか…

結局、最後は自分。

自分がどう生きるか、
どうしたいか、
ということだけ。

◆たとえ家族でも、
自分は自分、他人は他人。

我を押しつけると、相手も自分もつらくなる。

「人は1人で生きていくもんや」

人間関係で悩む人は本当に多いが、
忘れてはいないことがある…

それは…

どこまで行ったって、人は1人である。

これはたとえ親子でも同じ。

1人ひとりが意志を持った別々の人間だから、
いつも同じほうを向いて生きていくなんてできない。

そもそも、
人間関係は「水物」。

ほんのちょっとしたことで
ひっついたり離れたりする。

人間は己の利のあるほうへとすぐ流れるし、
時間や距離が離れて会わなくなると、
縁もどんどん薄くなる。

それが人間関係というもの。

人は各々に意志がある、
状況がある、人生があるし、
それはどんどん変わっていく。

血を分けた親子でも、
姉妹でも同じ。

自分のことをいつも
気にかけてくれていることはない。

それは当然のことだ。

情っていうものは、
一見いいもののように見えるけど、
それは見方を変えると他人さんへの執着であって、
こちらの身勝手さの証でもある。

互いが互いを縛り合う・依存し合う関係は
健全ではないし、不自然。

疲れてしまう。

人は人である、
最初から最後まで各々が違う人生を
生きていくものだ、
ということを忘れてはいけない。

自分は結局1人だと開き直っていくと、
他人に対して必要以上に執着しなくなる。

そしたら不思議なことに、
身軽に動きやすくなってくる。

余計なことに縛られることがなく、
自分の「素」のままに生きることが
怖くなくなってくる。

結果的には、
そのほうが自分が付き合いたい人とつき合うことができて、
いい人間関係をつくることができる。

誰かに対して無性に怒りが湧いたり、
心がどうにも寂しさや悲しさを感じるときは、
そんなことを考えてみるといいかもしれない。

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