オリソン・マーデン 成功の原理原則

オリソン・マーデン 成功の原理原則 by オリソン・マーデン

オリソン・S・マーデン(Orison Swett Marden)

1850‐1924。

アメリカ、ニューハンプシャー生まれ。

「自助の力」と「ポジティブ思考」 を成功の鍵とするアメリカ成功哲学の礎を築いた。

著書「前進あるのみ」は、世界で 1000万部、日本でも100万部を超えるベストセラーに。

1897年、ビジネスで大成功をお さめた人のインタビューを掲載する「サクセス・マガジン」を創刊。

後の編集長に、ナポ レオン・ヒルやオグ・マンディーノがいる。

自己啓発のパイオニアによる、成功哲学の真髄!

「石油王」ロックフェラー、
「発明王」エジソン、
「鉄鋼王」カーネギーなど
類まれな成功を手にした傑物たちに密着した
インタビューから、「成功」のエッセンスを凝縮!

今こそ読むべき、
成功の「原理原則」が書かれた本…

目次

第1部 成功の種はあなたのなかに眠っている(いま勝者でなくとも、勝者らしく振る舞いなさい/人類最大の敵、「疑念」を遠ざけなさい/
強く願うことが、そのとおりの現実を引き寄せます/敗者の烙印を自分に押してはいけません ほか)

第2部 成功者、自らの人生をマーデンに語る(「電話の発明者」グラハム・ベル―実用的な目的へのあくなき挑戦が成功を導く/「デパート王」ジョン・ワナメーカー―創意工夫の知恵が何よりも長持ちする財産/「石油王」ジョン・ロックフェラー―やるとなったら必ず一番になる/「発明王」トーマス・エジソン―仕事の喜びは、成功にいたるまでの「過程」にある ほか)

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MEMO

◆金持ちの家に生まれなかったことを喜びなさい

貧しい身の上の新人が恐れるべきライバルは、
金持ちの階層の人間じゃない。

御曹司連中なんかどうということはなく、
むしろ自分より貧しい、
とにかくずっと貧しい者、
家庭の事情で学校に通えなかったような人間が要注意だ。

そういう連中はレースの出発点ではおとなしく、
特別観覧席の前に来たとたんに追い抜いていく。

気をつけるべきは、
やむを得ず義務教育だけ受けて職につき、
オフィスの拭き掃除から出発した相手だ。

◆人の価値を決めるのは、
財産でも知識でもなく、
「人のために何をしてきたか」

◆多額でなくてもいい。
若いころから貯蓄が信用をつくる。

◆目の前の職務を果たしているだけではダメだ。
人の目を引くほどの働きを見せなければ。

◆発明王トーマス・エジソンから成功の秘訣を学ぶ!

トーマス・エジソンは、
15年も平均労働時間が1日20時間だった。

ときには、60時間ぶっとおしでひとつの問題に取り込むこともあり、
それが一段落すると、ぐっすり疲れを取り、新たな問題に備えた。

「成功したいなら、日に18時間、ひとつのことに集中しろ」という。

質問者が「ちょっと酷なルールですね」というと。

「そんなことはない。
1日中、何かはしているだろ、だれだって。
7時に起きて11時に寝る、
これでたっぷり16時間ある。

その間ずっと、たいていの人間は何かをしているはずだ。

歩く、読む、考える、など。

ただどうも、みないろんなことをやろうとする。

私の場合は、ひとつのことしかやらない。

その時間を一点集中で、ひとつの目的のためだけに使えば、
成功間違いなしなんだが

問題は、『目的を持っていない』ということ。

ほかのことはどうでもいい、でもこれだけは』という目的をね。

心身ともに過酷なほど集中した先に成功はあるんだ」

と答えた。

◆発明王トーマス・エジソンへのインタビュー

  • 成功の第一条件は?➡ひとつの問題に、いかに飽きることなく心身のエネルギーを注ぎ続けられるか、これが勝負だ
  • 勤務時間は?➡15年も平均労働時間が1日20時間だった。今は朝8時ごろ研究室に行き、夕方6時に帰宅して夕食、それから何かしらの問題の取り組み、11時になったら就寝する
  • 仕事をする原動力は?➡好きだからだよ。それ以外に理由はない。やりはじめたことがいつも頭のなかにあって、取り組んでいる最中は気がかりで目が離せない。でも、やり終えてしまえば、一気にいやになる

◆ロックフェラーを大成功に導いた特性は主に、
「粘り強さ」「勤勉」「つましさ」、そして「先見の明」である。

「粘り強さ」「勤勉」「つましさ」によって金持ちになり、
「先見の明」によって「世界一」という冠がついたのだ

◆成功したいと思ったら、
その道の達人に心得を聞くのをためらうな。

◆目標をひとつに絞ると、
大事なことが目に留まる。

目標と勉強をひとつに絞ること。

これも大事な点である。

目の前のことに全神経を注ぐ。

太陽光だって1箇所に集中させないと、火はつかない。

◆電話を発明したベル博士へのインタビュー

  • 成功の要因は何か?➡なんといっても「粘り強さ」である。とはいえ、実用的な目的がないと、せっかくの長所も生かせない。奇人変人になるのがオチだ
  • 健康と成功について聞くと?➡健全な体に健全な精神が宿る

◆「電話の発明者」グラハム・ベルは…

夜の9時か10時ぐらいから仕事をはじめて、
朝の4時か5時までやっていた。

◆「熱意」が生み出す偉業!

人類に恩恵をもたらし、
その向上に寄与した偉大な改良、発見、発明、業績は
ほとんどどれも、いわゆる「熱意」の産物にほかならない。

では、「熱意」とは何か?

それは、崇高で神聖な目標と思えるものに対する
熱き思いや私心を捨てた献身、偉大な目標の達成に向けた
一意専心の気持ち。

また、知的作業のきわみを目指そうとする真摯な努力であり、
願いは必ず叶うと信じて辛抱強く待てるだけの気力やエネルギーである。

◆多くの才能を持つ必要はない!

たったひとつに集中する人間のほうが強いのだから…

多才な人物が、
才能ではその足下にも及ばないような相手に
仕事の面で負ける、ということは珍しくない。

理由はほかでもない、
後者が人生の目標に全力でわき目を振らずに取り組んでいる一方で、
前者はあれもこれもとさまざまなことに心を奪われ、
現世の将来のかかっている仕事に対しては上の空で、
やる気がないからである。

一番の成功者は「これだけは」という目標に専念している人、
と昔から相場が決まっている

◆孤立無援

「これだけは」という目標がある人間は
孤立無援で、賛同するのはたったひとり、
自分のみというのが普通である。

だがそうした環境で、
自然の女神はさすがに名審判ぶりを示す。

だれよりも決然と的を絞って人生を進む人間だけが、
生き残っていけるようにしてくれている。

◆あなたが一番得意とするもの、
一番しっくりする仕事は何かと問う!

自分に合った場所は
どうやったら見つけられるのか。

答えはずばり「己を知る」だ。

個人の幸せや成功、
それどころか社会全体の幸せが、
次の問に対する答えにかかっている。

「一番得意とするものは何か?
できるだけ人のためにつくし、
最高レベルの能力を極限まで伸ばすには、
どのような立場に身を置けばいいのか?」

◆生計のためではなく
「やらずにいられない仕事」があなたの天職!

本来の居場所にいる人は、
にこにこ楽しげで元気はつらつとしており、
1日がいつもあっという間に過ぎていく。

あなたが持っている能力は
仕事に「これぞ天職」という
お墨付きを与えている。

本来の居場所で能力を出しきっているからこそ、
こうした人は自尊心があり、幸せなのである。

天から授かった職につけば必ず成功する。

それ以外だと、
職なしよりよっぽど始末が悪い。

◆疑念

私たちの最大の敵は、
外部にではなく内部にいる。

それぞれの心のなかには反逆者がひそみ、
野望をくじいて目標から目をそらさせる機会を
虎視眈々と狙っている。

その反逆者はほかでもない「疑念」だ!

◆あなたの「願い」が人生をつくる

物事がうまくいかないではなく、「うまくいく」。

失敗するのではなく、「成功する」。

不幸になるのではなく、「幸せになる」。

そう心から期待する姿勢を貫けば、
あなたの内奥に眠っている最良の資質、
最高の美点がおのずから外に現れてくる。


投稿者: book reviews

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