日本一すごい時間術(ムダ時間ゼロ!毎日がラクになる)by プレジデント
ムダ時間ゼロ! 毎日がラクになる
日本一すごい時間術
目次
佐藤 優の手帳テクニック全公開 なぜ次々とベストセラーを生めるのか?
2年手帳を使うワケ/1日の出来事はキャンパスノートに記録/足りない時間は金で買う……
平均睡眠時間は5時間24分、8割は土日も仕事
ANA、日立、野村証券…… 独自調査「最年少役員」24人の24時間
▼午前の業務▼空き時間の使い方▼会食の数▼課長時代の残業・睡眠時間……
▼脳科学が検証「一点集中タイプは成功できるか」
選ぶ、段取る、調べる、集中する…… 1日が4時間増える!一流の男の「猛スピード仕事術」
[1]全体像をつかむ技術●岡藤正広・伊藤忠商事社長
[2]選ぶ・捨てる技術●森川 亮・LINE前社長
[3]段取る技術●岸田周三・ミシュラン三つ星シェフ
[4]集中する技術●新浪博士・心臓外科医
[5]調べる技術●赤羽雄二・マッキンゼーOB
[6]ひらめく技術●神田昌典・経営コンサルタント
[7]他人の知恵を使う技術●江幡智広・KDDIムゲンラボ長
[8]ムダをなくす技術●鈴村尚久・トヨタ式伝道師
[9]環境を整える技術●小松 易・かたづけ士
[10]前向きに取り組む技術●高畑好秀・メンタルトレーナー
▼2位は読書、1位は?「大企業社長の趣味」ベスト10
外資金融&コンサルの「5大時間泥棒」退治法
メール●上司の信頼を5行で勝ち取るには?
パワポ●超簡単、お客大満足のスライド術とは?
エクセル●作業時間を半減させる3つの関数とは?
会議●30分でアクションプランまで導くには?
データ管理●3年前のファイルを1秒で探すには?
MEMO
◆メールの書き方
- 悪い報告ほど早くメールする
- 相手に求めるものは最初にズバリ
- 説明は箇条書きで
- メールは端的に5~10行以内
- 返信は1行でも即レスポンス
- 感謝で始まり感謝で終わる
例文
件名:A社新規プロジェクト
○○部長
先日はA社の新規プロジェクトへの助言を
ありがとうございました。➡(6)
ターゲット分析に関する鋭い視点が、大変勉強になりました。
A社プロジェクト案への承認と許可をお願いいたします。➡(2)
本案のポイントは以下の通りです。➡(3)
・B社の過去の実施例を加え、実行可能性を明確化
・改善点:2年目から○○で200万円抑え、予算内に
・マーケティング部○○部長は、承認済み
お忙しい中、いつもご指導いただき感謝しております。➡(6)
よろしくお願いいたします。
担当者名
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○○株式会社
担当者名
TEL 03-9999-9999
FAX 03-8888-8888
◆ホームレスの就農を仲介するNPO
小島希世子 えと菜園代表
生活保護者、障害者などに就農を仲介するNPO法人「農スクール」を設立。
◆本の「効率性」に気がつけば、読まずにいられなくなる
たとえば、アメリカの大統領が考えていることを知りたいとする。
テレビや動画だと探すのが大変で視聴時間もかかる。
ワシントンに1ヶ月間ホテルをとって、
毎日ホワイトハウスに通っても、会ってはもらえない。
でも、本なら800円ほど出せば「リンカーン演説集」が買える。
一晩、リンカーンを独り占めできる。
リンカーンの話しが聞ける。
本は、この密度の濃さを「面白い!」と感じるから読むのである。
まず自分が面白いと感じる本を探して、
読書の習慣をつける。
◆イノベーションを生む3つの法則
- 面白い人やアイデアが集まる場所、仕掛けをつくる
- 自分の得意分野を提供する
- 直接的な対価より、長期的なメリットを
◆調べる技術
- キュレーションツールを活用
Gunosy、NewsPicks、SmartNewsなどのメディアを活用する - Googleアラートにキワードを20~30個登録
たとえば、電気自動車に興味がある場合、電気自動車、ハイブリッドカー、水素自動車、リチウムイオン電池、燃料電池…といったキーワードを登録しておく - メルマガを4~5個購読
毎日配信してくれるメルマガを4~5個くらい購読する - Facebookなどのライムライン活用
Facebookの友だちが数百人、Twitterのフォローが数百人くらいいれば、ライムラインには有益な記事がどんどん流れてくる - 毎朝・毎晩30分ずつ記事を読む
朝晩30分と時間を区切って自分のキャリアアップ、キャリア形成に関わる記事などを読む - 記事は話し半分で読み、裏とりも
どういった記事でも鵜呑みにしない。裏とりができた場合のみ信用してよい - 大型ディスプレイを使う
- ブラウザを最適化
- 何でも相談できる相手を確保
いろんな年代の人と相談できるようにしておく - アンテナを高く上げる
勉強会やセミナーに月2回くらいの頻度で参加する
◆集中力を保つ4つのコツ
- 昼食後や隙間時間に寝る
- 前日の夜に段取りを考えておく
- ひとつの仕事の中でオンとオフを設ける
- ジム通いで基礎体力をつける
◆30分の昼寝で頭がスッキリ
集中して作業を行うには、
定期的に休憩する必要がある。
できれば、90分間隔で10分くらい休憩する。
そして、昼食後30分くらいの昼寝をする。
そうすれば、午後も集中して作業できるようになる。
◆時間のムダを見つけるには
ムダな作業を見つけるには、
1日の行動を手帳かExcel(1時間単位の目盛りがあるもの)に記録して可視化する。
そして、どんなに忙しても、1日の作業を見直してムダな作業がないかチェックする。
無意識に行っている行動は、可視化しないと気づかないことが多い。
◆仕事が速い人の3つの共通点
- 最も重要なものから手をつける
- その日の仕事はその日のうちに
- 週末は翌週の「予習」を
◆脳は本来、マルチタスクである
脳は意図しなくても、
複数のことを自然に同時処理しているので、
マルチタスクは有害という意見は科学的には
何の根拠もない。
脳は鍛えれば、その機能が増す。
そういう意味では、
生来のマルチタスク派はいなくても、
鍛えられてマルチになる。
今、世界のトップ企業が社員研修に取り入れている、
「マインドフルネス」という考え方がある。
目の前のひとつのこと以外の邪念を
取り払って最大限の成果を生もうというものだ。
これは、そうしたマルチタスク脳を
鍛えたうえでこそ、効能を発揮する。
◆足りない時間はお金で買う
社会人が短時間で成果を出す勉強法を
実践する必要がある。
たとえば、効果的に外国語を身につけたければ、
お金を払ってスクールに通うことが最低条件。
理想はマンツーマンのスクールだ。
先生はネイティブであるだけでなく、
トップクラスの教育を受けていることが
望ましい。
そうなると、料金も跳ね上がるが、
それでもかまわない。
学習にかけられる時間には
限りがあるのだから、
足りない時間はお金で買うしかない。
たとえば、家庭教師に1時間1万円くらいの
授業料を払うくらいの覚悟が必要だ。
◆明日できることは今日やらない
大切なことは、
「明日できることは今日やらない」
という意識を持つこと。
その意識を持つことで
仕事の緊急度を冷静に判断できるようになる。
◆50代になってから新しい人と出会っても、
得られるものはほとんどない。
それよりも、いままで培ってきた人脈を
掘り下げて人間関係を熟成させたほうがいい。
いい年齢になってから人脈開拓に
夢中になっている人もいるが、
それはこれまでろくな人脈を築いてこなかった裏返し。
ある程度の年齢になってから新しい人脈を開拓するのは
時間のムダである。
◆1日4時間はインプットを
インプットの時間は1日4時間以上、
意識的につくる。
◆1日を振り返る
どんなに忙しくても、
寝る前に1日を振り返って、
どこかにムダがなかったかチェックする。
無意識のなかでやっているムダは、
頭の中で考えるだけでは認識できない。
手帳に時間帯別の作業内容を記入して視覚化することで
改善の余地があるかどうか見ててくる。
◆スケジュールは手帳に
手帳は、見開きで1ヶ月のカレンダーになっているものがよい。
あと、日別の明細ページに1時間単位に線が引いてあるものがよい。
カレンダーに予定、依頼事の期限などを記入する。
そして、日別の明細ページには、
該当する時間帯に予定内容を記入する。
このページには、実際に行った作業内容も記述する。
◆1日の行動記録をノートに
詳しい行動記録は、コクヨのキャンパスノート等に書き込む。