マスターの教え by ジョン・マクドナルド
「富と知恵と成功」をもたらす秘訣!
70年以上にわたって
世界中で読み継がれている成功哲学の古典!
この小さな本には
あなたが思う通りに生きるための
たった1つの法則が書かれている。
今、世の中は変わり目にある
本書をマスターして、
あなたの運命の主人となる…
中村天風さんの
「成功の実現」、「盛大な人生」、「心に成功の炎を」
の3冊もオススメ!
目次
第1章 僕は自分の運命の主人だ(あなたは自分のために人生を生きていますか?)
第2章 不思議なことは誰の人生にもよく起こるものです(偶然にひそむ必然を見抜くことができますか?)
第3章 人は誰でもすばらしい力をもっている(なぜその力を発揮できないのでしょうか?)
第4章 あなたの可能性には限界がない(なりたい自分の姿をイメージできますか?)
第5章 始める前から結果を知ることができる(それは魔法ではありません)
第6章 学ぶ価値のある最も効果的な法則(さあ、人生を変える心の旅に出よう)
第7章 何ごとも心を開いて取り組みなさい(受け入れることは意識がひろがること)
第8章 意識に保たれた心像は、必ず実現します(最大能力を引き出すイメージ力が必要です)
第9章 あなたという存在は、実は「意識」です(体は表現するための道具です)
第10章 「内なる心」は、あなたを動かす最大の力です(では、あなたを妨げる力はなんでしょうか?)
第11章 確固とした目標を打ち立てればよい(小さな希望も大きな希望)
第12章 個人を超えた無限の宇宙の力(あらゆる存在の源流とコンタクトする)
第13章 貧乏はこの世で最大の罪悪です(全ては、あなたのために用意されたのです)
第14章 体に栄養を与える言葉(否定する言葉は体を硬くします)
第15章 何かに抵抗すると自分自身が弱くなってしまう(あなたの生命力が相手に移転する)
第16章 あなたはあなたという存在の主人です(さあ、自分の人生を取り戻しましょう)

MEMO
◆あなたは、あなたという存在の主人である
太陽はすべてのものに輝き、
雨はすべてのものに降る。
そして風はすべてのものに公平に
吹きつける。
太陽も雨も風も、
自分にとって助けとなるものも、
害になるものも区別しない。
ここにこそ学びがある。
あなたの邪魔をする者は
あなたを助けてくれているのである。
彼らこそあなたの友だちと考える。
これはもっとも高度な知恵である。
あなたの野心をしっかりと
あなたの心の内にしまって、
人に話さず、秘密にしておく。
こうしたとき、「外なる心」は敵愾心を燃やす。
「外なる心」は自制や規律に常に反抗する。
「外なる心」は、
考えられるあらゆる手段を使って
邪魔しようとする。
こうした動きに対して、
「私に服従せよ。私が主人なのだから」と答える。
あなたは、あなたという存在の
主人であるという地位を確保する。
そして、ゴールに向かって、力強く進む。
あなたがゴールをいつもしっかりと保持し、
しかも完全にしておくと、
「外なる心」は次第に高まってゆく
エネルギーの出口を見つけられず、
どこかへ行ってしまう。
そしてあなたの目標は達成される。
◆何かに抵抗すると自分自身が弱くなってしまう
あなたがこの宇宙の法則の助けを
引き出せるようになると、
心に思ったことを実現するための
お金や友人や有力者は、
もはや必要ではなくなる。
必要なことは、
しっかりとした目標を定める。
いろいろ考えた末、
ある最高のゴールを定める。
それがはるかかなたにあるように見えても、
それを手に入れることができると確信する。
最高の目標に向かうたための
最初の最短距離にあるゴールを設定する。
その最初のゴールが達成されたら、次はどうするか?
その先のもう一つのゴールを設定する。
すぐにである。
なぜか?
それは「外なる心」には奇妙な性質があって、
一つ目標を達成すると、
すぐに怠惰になろうとする。
一度勢いをつけてしまったら、
その勢いを持続させる。
それに執着する。
勢いが増してくると、
進歩はますます早くなる。
そして結果として、
目標は意外とすぐに達成されてしまう。
目標を設定して、
それに従うという道すじは、
種子に起こる過程にとてもよく似ている。
自然の法則に従って、
種子は芽を光に向かって伸ばし始める。
同時に根を下におろし栄養分を求める。
茎が上に伸びるとき、
もし何らかの障害物にあたると、
茎はその障害をつき破ろうとはしない。
茎は障害物を避けて伸びる。
すべてがうまくいけば、
花をつけ、目標が達せられる。
再び種子が落ちて、
そのプロセスは繰り返される。
私たちにとっても同じことがおこる。
偉大で重要なアイデアは
見えない場所で育成されてゆく。
あなたが目標を設定するということは、
それは種子をまいたということである。
その種子が芽を出し始めるかどうかを
知るために、土を掘りかえしますか?
あなたは種子をまき、水をやる。
あとは自然の法則に従って、
それが芽を出すだろうと
安心してまかせればよい。
あなたは抵抗に遭遇する。
活動そのもが抵抗をつくる。
なぜか?
それは行動はそれを支える反作用を
必要としているからである。
抵抗は陰極で、行動や活動は陽極である。
そしてあなたにとってその両方が必要である。
抵抗がなければ、
行動そのもが不可能である。
私たちが高い目標を達成するためには、
勢いを得て、それを持続しなければならない。
最初の段階は明らかに困難を伴うが、
その時期を過ぎると、
仕事が楽しくなる。
あなたが、誰かに、あるいは何かに抵抗すると、
それが批判、善坊、嫉妬、にくしみ等、
思いであれ、発言や行動であれ、
あなたは必ずその相手を助け、
しかもそれに比例して、
自分自身を弱めてしまう。
なぜか?
あなたは自分の進歩のために
とても大切なあなたの生命の一部が、
その人やモノに、移転されてしまうからである。
◆体に栄養を与える言葉
ここに非常にパワーのある言葉のリストがある。
これらの言葉は、
あなたの生命力に栄養を与えるだけでなく、
あなたが人生で欲するものを創りだすための
内面的な作業を行う上で必要な力を与えてくれる。
1日の活動が終わり、
日常的な勤めや仕事であなたの生命力が
少し減退したとき、
30分か、できれば1時間、毎晩誰からも邪魔
されない一人きりの時間をつくり、
自分の存在そのものと静かに対峙する。
そのときあなたの必要としている言葉を
いくつかリストから選び出す。
リストの順番にしたがって、
最初の言葉から、自分のペースで始めてもよい。
一つひとつの言葉をあなたの存在そのもに、
しっかりときざみつけてゆく。
同時にその言葉の意味をよく考え、
それが今の自分にどのような影響を与えるかに
気づいてゆく。
その言葉の持つ一般的な意味ではなく、
その言葉があなたにどのように訴えかけているかに
気づくことが大切である。
あなたは「私」であり、
あなたの世界のパワーそのものである。
自分を誇示するのではなく、
自分自身を生きる。
「私は…だ」とリストの言葉を使って宣言するのは、
あなたの心の状態が前向きになっていて、
しかも、自分が繰り返し唱えてていることに、
完全な確信を持っているときだけにかぎること。
この実習を行うとき、
正しい心の状態をつくりだすために、
外部の事柄や自分の体からあなたの想念を、
瞬間的であっても、切り離す。
そうすると、自動的に理想的な心理状態になれる。
この実習を行うとき、緊張、努力、心配、不安などが
あってはならない。
毎晩、この実習に時間をとる。
これらの言葉が一滴一滴、あなたの存在
そのものの中にしみとおって、
重要でないものを心の中から押し出し、
最後に、必要なものだけが残る。
これら、パワーのある言葉は、
あなたが必要としているものを発見し、
それを満たす手助けをしてくれる。
これらの言葉は、
食物が体に栄養を与えるように、
あなたの「外なる心」と「内なる心」に
栄養を与えてくれる。
毎日この瞑想をできるかぎり
きちんと実行する。
そして次の日の夜の実習のときまで、
実習のことは忘れる。
◆貧乏はこの世で最大の罪悪である
あなたに「栄養」を与えること。
本当の意味で努力を持続できる人は、
ほとんどいない。
成功者が少ししかいなのは
そのせいである。
あなたの偉大なパワーの源は、
表層にあるのではなく、
あなたの存在の奥深くに、
つまり、「内なる心」にある。
ある目標に対して努力を集中すると、
自分の生命力の一部を自動的にその
目標に移転してしまう。
しかし、自分の生命力を補給せず、
自分自身に栄養を与えずにそれを続ければ、
エネルギー不足という状態が起こり、
その結果、必ず何らかの問題を起こしてしまう。
あなたはお金持ちになり、
地位も得て、しかも健康で、
幸せになることができる。
それは、あなたが自分の存在の法則を知り、
それと協力しさえすればよい。
貧乏はこの世界で最大の罪悪である。
宇宙の法則の基本原理を知った者は、
自分の天性に応じて、
それぞれのやり方で成功する。
もしお金持ちになりたいと望んだとする。
このときは、富がもたらすと思われるもの、
自分がほしいあらゆる状況やモノを思い描いて、
自分の周りを取り囲む。
必要があれば、
成功した人の実例を参考にする。
この世で外見上、
何をやっていてもそれはあまり重要ではない。
心の中で何をしているかが、
重要なことなのである。
たとえば、家がほしいとしたら、
雑誌から自分の欲しいものに一番似ている
写真か絵を選んで、いつもすぐ見える場所にはっておく。
こうすると、「外なる心」の準備が整い、
希望の実現化を早める。
◆個人を超えた無限の宇宙の力
「私は…である」
「私は…になる」
「私は…をした」
と宣言するとき、
あなたは非常に重要で強力な主張をしている。
「私は」と表現するときに放射される力を
十分に理解している人は、
ほどんどいない。
「私は私である」
I am that I am
という偉大な言葉を思い出してみる。
この言葉の意味が本当に理解された時、
私たちは個人を超えて、
宇宙の力に結びつけられる。
あなたの体はあなた個人のものだが、
あなたが発する「私は」
という言葉は宇宙的なものである。
この宇宙に、ただ一つの「私」しか存在しない。
大切なことは、
「私」とは、この一という数字が現れてきた
源(ソース)だということを理解する。
あなたが「外なる心」で仕事をするとき、
あなたは個人的で限界のあるところから仕事をしている。
一方、あなたが、「内なる心」から仕事をするとき、
あなたは個人を超えた無限の宇宙の力の助けを呼び覚まし、
受け取っている。
では、その状態に達するためには
どうすればよいのか?
それは意外と簡単である。
あなた自身が自分で「私」と言うとき、
それは実にすばらしい力を持っており、
あなたは自分で自由にできる力が何なのかわかってくる。
自分がいかにすばらしい人間かもわかってくる。
私には目的があり、
その目的とは、あなたにもっと深く、
真剣に考えさせる、ということである。
「真剣に」という言葉と、
「一生懸命」という言葉を取り違えないこと。
「一生懸命」というのは心理的な緊張を意味していて、
不安と恐怖から出てくるもので、
心にも体にも決して良い結果を生まない。
ここで「真剣に」と言っているのは、
精神とエネルギーを目標の方向に向けることで、
結果はとても建設的である。
あなたが進歩するかどうかは、
目標に向かって「真剣さ」をどれだけ
保つことができるかにかかっている。
永続的な成功を楽しむためには、
世の中の歩み寄り、
常に一歩だけ先を歩いていなければならない。
力ずくで無理矢理ものごとをやり抜くという時代遅れの
方法を捨てて、思いによってやりとげる方法を学ぶことが
とても大切である。
一方はマスターであり、もう一方は奴隷である。
「私」という言葉は個人を超え、
宇宙的であるためには、
それに続くどんな言葉にも
その力を投入する。
あなたの計画を他人にもらしてしまうと、
その計画は緊張感を失い、
そのパワーが散逸してしまう。
「外なる心」は逃げ道を見つけ出し、
あなたの目標はそれが必要とする勢いを失ってしまう。
◆確固とした目標を打ち立てる
もし、何かを立派にやりとげたいと思ったら、
あなたは確固とした目標を打ち立てればよいだけである。
賢いやり方は、
マラソン走者が、
最初は1マイルから始め、
2マイル、3マイルと順次増やしていって、
最後に全工程を走破できるようになるのと同じように、
徐々に目標を大きくしていくこと。
では、確固として目標はなぜ必要なのか?
それには3つの理由がある。
- 「内なる心」はあなたの存在におけるプラスの極で、「外なる心」はマイナスの極である。この宇宙に存在するものすべてには陽(プラス)と陰(マイナス)があって、循環や円を完成させている。私たちにとって、何かひとつのものを認識するということは、それと比較するある対立するものがあるということである。法則に従っているもののすべてにおいては、通常、プラスが支配し、マイナスの力が支える役をしている。しかし、人間においては、これが逆になっている。「外なる心」が世界を見ており、争い、競争、障害、不可能というような状況を報告する。なぜか?
「外なる心」に対して、確固たる指示がないために、目標もなくさまよっているからである。無目的にさまよい、何から何まで受け取ってしまう。もし、確固たる目標が心の中でしっかりとイメージされ、描かれていれば、「外なる心」に確固たる行動規範を与えることによって、瞬時に正道へ引き戻す。
すなわち、あなたは特別の努力をしなくても、「内なる心」のプラスの力が自動的に発揮されるようになる。そして、自動的に、プラスの条件や人々を確実にあなたのもとに引き寄せる。これこそが、なぜ確固たる目標が必要なのか、という第一の理由である。
- 私たちをとりまく大気の中には、何千万、何億という思想がいつも飛び交っている。同時に放送を送り出している何百というラジオ局を考えれば、空中に存在する思考について、理解できるはずである。人間一人ひとりもまた放送局であり、誰もが受信機でもある。確固たる目標を持たない人は、あらゆるものにダイヤルを合わせて、結局何も得ることができない。一方、確固として目標を持つ人は、慎重にある一つのことだけにダイヤルを合わせる。もし、お金が目標であれば、お金を得る。地位が欲しいければ地位を得る。こうした人が狙い定めた目標は、達成されずにいることは決してない。
- 何かに意識を向ける時、あなたは自分の生命力の一部をそのものに移転する。対象が、大きいものか、ちいさなものか、物質か、物質でないかは関係ない。生命力の移転がなければ、それをあなたの方に引き寄せることはできない。そして、そのことを心の中で念じ続けている間ずっと、あなたはその目標に栄養を送り続けている。あなたの望みがどれほど真剣かによってその生命力が発せられる強さも違ってくる。だから、その力を向ける先がいくつもあると、力は分散されて、それぞれの目標はごく弱い刺激しか受けられず、その結果、反応が遅れ、時にはまったく何も起こらない。
あなたは、いくつも小さな目標を達成して
やっと到達できるような、
大きな究極の目標を持っていますか?
もしそうであれば、
大部分の目標はそのまま置いておいて、
今は、全力を最も手近な最初の目標に向ける。
そして、その目標が実現したら、
次の目標と取り上げればよい。
成功をどのようにして手に入れるかを
学ぶだけでなく、それをどのように保ち続けるか
ということも学ばなければいけない。
成功のためにどうしても必要なこと…
それは、他人に話さない(秘密にする)ことである。
◆「内なる心」は、あなたを動かす最大の力である
心はたった一つしかない。
私たちは心を、
空気や電気と同じように、
個人の必要に応じて使っている。
心には3つの形態(3つから構成される)がある。
- Deeper Mind(より深い心)➡副交感神経のこと
- Inner Mind (内なる心)➡潜在意識・超意識のこと
- Outer Mind (外なる心)➡顕在意識のこと
五感という媒体を通じて外部とつながっている
「外なる心」の役割は、
その希望を「内なる心」に伝えることである。
「内なる心」こそ、
あなたの中にあるパワーの源である。
「内なる心」は不可能、失敗、障害、
限界、不足というものを知らない。
それは「外なる心」の指示により、
「外なる心」が行けという方法に向けて、
制限のないすごい力を発揮する。
「内なる心」は、
それ自体が独立して働くことはない。
「外なる心」から
始動してもらう必要がある。
したがって、「外なる心」が
「内なる心」と連携し、
両者が協力するということが、
大事になる。
もし、人間がそのようにして活動してるなら、
人間は状況の奴隷ではなく、
状況を司る者になっていたはず。
では、人はなぜ人生において、
状況を司る者になれないのか。
それは、「外なる心」は欲望を作り上げるからである。
この欲望が「内なる心」に
自動的に取り上げられる。
そして「内なる心」は即座にその実現に
向けて働き始める。
しかし、「内なる心」はその偉大な力を
その方向に十分に発揮するヒマがない。
なぜなら、「外なる心」が次々と
新しい欲望を見つけたり、
ありもしない障害をつくりだすからである。
「内なる心」は表面に現れておらず、
外部のものごととの接点もないので、
「外なる心」の意のままになるしかなく、
その本来の力を散逸(さんいつ)させられてしまう。
それが繰り返されると、
そのすばらしい力をあらゆる所に
撒き散らしてしまい、
何も達成できなくなる。
「内なる心」が何かを達成しようとすると、
なぜいつも邪魔されてしまうのか?
それは、「外なる心」が、
目や耳から入ってくるすべての情報を判断し、
これらのメッセージを「内なる心」に
伝達しているからである。
私たちは望ましい絵をまず心の中に画き、
それを自動的にまわりの外の世界に
焼きつける力を持っている。
邪魔しているのは「外なる心」だから、
私たちに必要なことは「外なる心」を
訓練することである。
この「外なる心」を上手に使いこなす
ためのより早い、より良い方法とは…
確固とした「目標」を持つことである。
◆あなたという存在は、実は「意識」である
心の中に、あるものごとや、
状態、状況などをはっきりとした形でイメージし、
意識することは、それ自体がすでに現実である。
五感を通してあなたが経験するものは、
現実化し、目に見える形になった
心の中のイメージである。
1年たてば細胞はすべて入れ替わってしまう。
しかし、あなたは何年も前のことを
憶えている。
何年もたった昔のことをなぜ
思い出すことができるのか。
それはあなたという存在は実は
「意識(魂)」だからです。
あなたは「体」ではない。
独自の場で機能している
一つの存在として、
あなたは全能である意識である。
あなたの体はあなたが人間として機能する
ことを可能とするクルマのようなものである。
あなたが主人で、
あなたの体は従者である。
体は表現するための道具である。
意識の働きに関する
基本的な知識を得ることは、
最も重要なことである。
◆もし私たちにひとつの願望が生まれた時、
その願望に相対立し、
その力と意識を無効にしていまうような
他の思いがなければ、
それは偉大な力を発揮する。
そして、あなたの願望は実現する。
一時的に心がまったく空白になり、
宙をぼかんと見つめている瞬間を
体験したことがあると思う。
もし、そのような時に、
何か願望や希望を十分な力をこめて
心の中に注入することができれば、
それが速やかに実現されることを
さまたげるものは、何もない。
あなたの思いを弱めてしまう
心の混乱を作っている原因は何か?
それは、自分の外側には、
自分の中にある力よりも大きな力が
存在しているという、
誤った思い込みである。
◆知性の存在のことを、
細胞は「意識のひらめき」を
内蔵していると表現する。
意識はどんな形のものであれ、
あるイメージと心象とも言うべきものを
持っている。
意識の中にどんな形であろうと、
しっかりと保たれた心象は、
必ず実現する。
これこそ、
偉大でかつ普遍な宇宙の法則である。
この法則と賢く協力しあうことによって、
私たちは人生のいかなる状況、
いかなる局面においても、
人生を完全にマスターすることができる。
◆あなたの心は、
何年にもわたって何千という不必要な
家具や絵画や装飾品、その他のがらくたが
積もり積もって、そこらじゅうにちらばり、
あらゆる場所に山積みにている家に
たとえることができる。
その結果、
家の外側はきれいに見えるのに、
家の中は混乱と無秩序で
めちゃめちゃになっている。
そのような状態では、
何ごとをなそうとも不可能である。
ある一つの目標に向かって進もうとすれば、
別のものにつまずいてしまい、
目的に到達することができない。
まず第一にしなければならないことは、
あなたが成功するためにどうしても
必要な家具の他は、
一切、処分してしまうことである。
◆私は教えてに対し、
心を開き、中立的な姿勢で、
自分が得られるものは全部吸収する。
◆何ごとにも心を開いて取り込み、
自分の成長を安らぎと幸せになることを
喜んで学ぼうとする人は、
賢い人である。
◆私たちはみんな同じ能力を
与えられている。
どれだけ熱心にやるかが違いを生む。
◆何かを達成するということは、
いかなる職種においても、
この自分の内なる力の働きを発見して、
それを働かせることに他ならない。
◆多くの人は誤解をしていて、
十分にお金さえもうければ、
究極の満足が得られると思っている。
本当にそうだろうか?
お金は目的のための手段にすぎない。
お金を得ることは、
私たちの最終的な目標、
すなわち幸福へと私たちを
駆り立てる動機にすぎない。
この世においては、
ある程度のお金がなくては
満足感も幸福も達成できない
ということは事実である。
だから、
お金を得るための仕事をすることは
十分に価値があり、
必要なことである。
◆幸運や天才という言葉は間違っている。
運とか天分は、
成功にはほとんど関係ない。
実は、成功者は
「宇宙の法則」を使っている。
◆人は誰でもすばらしい力をもっている。
◆私は自分の運命の主人だ。
そして、私は自分の人生を
自分が望むとおりにすることができる。