チーズはどこへ消えた? by スペンサー ジョンソン
この小さな本が
世界のビジネスマンを変えてゆく!
「迷路」の中に住み、
「チーズ」を探す二人と二匹の物語。
時代や状況の急激な変化に
いかに対応すべきかといった、
人生の様々な局面を象徴している。
世界のトップ企業が
研修テキストに採用している寓話…
迷路のなかに住む、
2匹のネズミと2人の小人。
彼らは迷路をさまよった末、
チーズを発見する。
チーズは、ただの食べ物ではなく、
人生において私たちが追い求めるものの
シンボルである。
ところがある日、
そのチーズが消えた!
ネズミたちは、
本能のままにすぐさま
新しいチーズを探しに飛び出していく。
ところが小人たちは、
チーズが戻って来るかも知れないと
無駄な期待をかけ、
現状分析にうつつを抜かすばかり。
しかし、
やがて一人が
新しいチーズを探しに旅立つ決心を…
目次

MEMO
チーズはどこへ消えた?
「チーズ」とは、
私たちが人生で求めるもの、
つまり、仕事、家族、財産、健康、
精神的な安定…等の象徴。
「迷路」とは、
チーズを追い求める場所、
つまり、会社、地域社会、家族
…等の象徴。
このシンプルな物語には、
状況の急激な変化に
いかに対応すべきかを説く、
深い内容がこめられている。
- 変化は起きる
(チーズはつねにもっていかれ、消える) - 変化を予期せよ
(チーズが消えることに備えよ) - 変化を探知せよ
(つねにチーズの匂いをかいでいれば、古くなったものに気がつく) - 変化にすばやく適応せよ
(古いチーズを早くあきらめれば、それだけ早く新しいチーズを楽しむことができる) - 変わろう
(チーズと一緒に前進しよう) - 変化を楽しもう!
(冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!) - 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう
(チーズはつねにもって行かれる)
◆変わらなければ、破滅することになる
変化が起こるのを予想し、
変化を求める。
いつ変化が起きるか
本能的に感じ取り、
それに適応する準備をする。
日本はいま少子高齢化が
問題になっている。
これを解決するのに
AIとロボットが注目されている。
あなたの会社は
これらの変化にどう
対応していこうとしているのか。
あなた自身はこれらの問題に
どう対応していこうとしているのか。
すくなくとも現状を
維持するのではなく
変化する必要があること
だけはハッキリしている。
◆もし恐怖がなかったら、何をするだろう?
◆恐怖を乗り越えれば楽が気持ちになる
◆まだ新しいチーズが見つかっていなくても、
そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する。
◆古いチーズに早く見切りをつければ、
それだけ早く新しいチーズがみつかる。
◆従来どおりの考え方をしては、
新しいチーズはみつからない。
人は考えを変えると、
行動が変わる。
変化は害を与えるものだと考え、
それに杭う人もいる。
だが、新しいチーズをみつけられれば
変化を受けいれられるようになる、
と考えることもできる。
すべて、どう考えるかにかかっている。
思考が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば人生が変わる。
◆早い時期に小さな変化に気づけば、
やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる。
人は変化に対応することができる。
物事を簡潔に捉え、
柔軟な態度で、
すばやく動くこと。
問題を複雑にしすぎないこと。
恐ろしいことばかり考えて
我を失ってはいけない。
小さな変化に気づくこと。
そうすれば、
やがて訪れる大きな変化に
うまく備えることができる。
変化に早く適応すること。
遅れれば、
適応できなくなるかもしれない。
最大の障害は自分自身の中にある。
自分が変わらなければ好転しない。