デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論 by デービッド アトキンソン
アトキンソン,デービッド
小西美術工藝社代表取締役社長。
奈良県立大学客員教授。
三田証券社外取締役。
元ゴールドマン・サックス金融調査室長。
裏千家茶名「宗真」拝受。
1965年、イギリス生まれ。
オックスフォード大学「日本学」専攻。
1992年にゴールドマン・サックス入社。
日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。
1998年に同社managing director(取締役)、2006年にpartner(共同出資者)となるが、マネーゲームを達観するに至り、2007年に退社…
潜在能力を活かせない
「日本病」の正体と処方箋!
人口が減っても、
「昭和の常識」を打破すれば
平均年収は2倍、
GDPは1.5倍に!
貧困、国の借金、
社会保障問題もすべて解決!
◆潜在能力が活かされていない日本
- 日本は「GDP世界第3位」の経済大国▶1人あたりGDPは世界第27位
- 日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国▶1人あたり輸出額は世界第44位
- 日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国▶1人あたり研究開発費は世界第10位
- 日本は「ノーベル賞受賞者数世界第7位」の文化大国▶1人あたりノーベル賞受賞者数は世界第39位
◆潜在能力を活かせば、日本はこうなる
- 平均給与は男性が1.6倍、女性が2.7倍に。全体では約2倍に拡大
- GDPは1.5倍の770兆円に
- 貧困問題、国の借金の問題、社会保障費問題も解決する
学校でこんなに熱心に勉強して、
塾にも通って、
就職してからも毎日長い時間を会社で過ごし、
有給休暇もほとんど消化せず、
一所懸命働いているのに、
「生産性は世界第27位」と言われて、
悔しくないですか?
先進国最下位の生産性と言われて、
悔しくないですか?
こんなにも教育水準が高い国で、
世界の科学技術を牽引するだけの
潜在能力がありながら、
1人あたりのノーベル賞受賞数が
世界で第39位というのは、
悔しくないですか?
「ものづくり大国」を名乗りながら、
1人あたり輸出額は世界第44位と言われて、
悔しくないですか?
目次
第1章 日本はほとんど「潜在能力」を発揮できていない
第2章 「追いつき追い越せ幻想」にとらわれてしまった日本経済
第3章 「失われた20年」の恐ろしさ
第4章 戦後の成長要因は「生産性」か「人口」か
第5章 日本人の生産性が低いのはなぜか
第6章 日本人は「自信」をなくしたのか
第7章 日本型資本主義は人口激増時代の「副産物」に過ぎない
第8章 日本型資本主義の大転換期
第9章 日本の「潜在能力」をフルに活用するには
