やりたくないことはやらずに 働き続ける武器の作り方 by 午堂 登紀雄
午堂 登紀雄
1971年岡山県生まれ。
米国公認会計士。
中央大学経済学部卒業後、会計事務所、大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。
現在はスモールカンパニーを複数所有するビジネスオーナー兼個人投資家としての活動のほか、出版や講演なども多数行っている…
コンプレックスを逆手に取って、
稼ぐ仕組みを作ろう!
依存しない、頑張らない、努力しない、
の3ナイで!
30代で5億円の資産を築いた著者が教える成功法則。
お金も時間も思い通りになる新しい働き方…
目次
第1章 僕はこうして会社に頼らない生き方を作ってきた(「会社は大きくするべきだ」という呪縛からの離脱
興味があること、ないことを把握すること ほか)
第2章 「やりたいことでは食べていけない」はウソである理由(本業を複数持つという生き方
たくさんの種類の仕事に囲まれるのはうれしいこと ほか)
第3章 人生を複線化するお金と時間の仕組み(スモールスタート、クイックスタート
事業計画書なんていらない)
第4章 ビジネスを立ち上げ自動化するまでにすべきこと(ビジヴォの立ち上げ
だめならどうするか)
第5章 ライフスタイルを軽量化する(会社を辞める前にしておくこと
ライフスタイルを軽量化する)

MEMO
働き続ける武器の作り方
◆手帳が真っ白で通帳が真っ黒を目指す!
どういうことか?
▶「手帳が真っ白で通帳も真っ白」なら、ただのヒマな人。自由だけどもお金がない。
▶「手帳が真っ黒で通帳も真っ黒」なら、人生がめちゃくちゃ充実している人か、お金と引き換えに自分の人生を切り売りしているだけの人のどちらかだ。
▶「手帳は真っ黒なのに通帳が真っ白」だとすると、完全に誰かの搾取システムに組み込まれてしまっている可能性がある。
◆ある不動産会社の販売チームが成績不振だった。
そして、もし予算達成ができなければ、
次のボーナスはないと会社から言われた。
さて、あなたならどうするか?
焦ったチームは、
皆で集客のための高額の勉強会に参加し、
集客方法を学んだ。
その内容とは…
自分たちで無料セミナーを開催する。
そのセミナーをビデオ撮影し、
無料プレゼント動画を作る。
ウェブサイトやDMで、
メルアドを登録してくれたら、
その動画を無料でプレゼントするという
キャンペーンを打つ。
そして、集まったメルアド宛に、
再び無料セミナーや無料相談会を告知する。
これを毎週繰り返す。
半年後、そのチームの売上は急激にアップ。
営業部全体でもトップの成績となり、
ボーナスはゼロどころか増額支給だった。
◆営業で成約を勝ち取るには…
決済権のない担当者ではなく、
即断即決ができる経営者に会うこと…
では、どうしたら社長に会えるか?
テレアポしてもいきなり社長に会えるとは限らない。
なので、中小企業の社長が現れる場所はどこかを考える。
すると、思い浮かぶのは「商工会議所」や「ロータリークラブ」
といった社長の会合である。
そこで、経営者が集まる交流会に頻繁に参加して営業する。
◆起業するときにすべきこと!
▶コンセプトを決める
新しい事業を思いついたとき、
ネットで検索して同業者調査をするのは
基本中の基本。
▶誰がお金を払ってくりるのかを考える
対象顧客によって訴求すべきサービスやセールスコピーが異なる。
◆潜入調査とパクリ(TTP)
ライバルを調査・研究してよいと思うことは
徹底的にパクる。
↓サンプルサイト
http://businessvoice.jp/
◆この世は言ったもの勝ち、
やったもの勝ち!
◆ビジネスは集客が「命」
だから、「集客」に全体の半分以上の資金とエネルギーを注ぐべき!
◆注文をとってから商品をつくる
先に商品を作ってしまうと、
売れ残って在庫の山、
ということが起こりうる。
※情報商材などは事前に予約注文をとってから商材をつくる…
◆借金をしない
借金とは、時間を買うという行為だ。
事業資金は、借金しないで全額自己資金でスタートする。
ただし、不動産を買うときは例外。
というより、不動産は必ず借金して買う。
◆人を雇わない
仕事が増えて対応が追いつかなくなる、
ギリギリのところまではひとりでやる。
人を雇うことは、3つの負担をもたらす。
1)固定費の負担
2)マネジメントの負担
3)場所の負担
◆凡人がなぜ凡人で終わるかというと、
人に迷惑をかけることを
あまり心配しすぎて恐れて行動できないからだ。
それよりもまず儲かること、
顧客に喜ばれることを追求する…
◆意外だが、
自分のコンプレックスをビジネスにするとうまくいく…
◆ビジネスを始める際の4つのフィルター
1)何かビジネスを始めるときの最初の判断基準は、
「おもしろそうなこと」「自分自身がやってみたいこと」
「自分が欲しいと思うこと」だ。
2)儲かりそうかどうか。
「儲け」が一番の優先順位でないことが重要。
3)仕組み化・自動化ができるかどうか。
「自分しかできない」という仕事は、
自分がそのビジネスモデルにロックインされ、
身動きが取れなくなることを意味する。
自分が抜けたら継続できないというのでは、
自由が得られない。
4)自分が「使命を感じる事業」かどうか。
◆「自分は努力している」と感じるのは、
何かがおかしいということだ。
それは仕事の種類か、働き方は、
一緒に働いている人が、
何かが間違っている可能性が高い。
◆依存しないというのは、
その仕事に自分の生活を依存しないという意味と、
他人に依存しないという二つの意味がある。
◆「定年退職したら…」とか、
「お金がたまったら…」とか、
「時間ができたら…」とか言って先延ばしにするのではなく、
やりたいと思ったときにすぐやる。
◆ひとつの分野を追求することは意義がある。
だが逆に他の分野にチャレンジする機会を捨てていると
捉えることもできる。
◆本業とか副業とかいう区別ではなく、どれも本業なのだ。
本来、人間とは多面的な才能を持っている。
それに、どんな才能が開花するかは、
やってみないとわからない。
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◆サラリーマンか独立か?
ではなく…
「選べる力」を持つことが重要!
多くの人は「雇われる生き方」しか選べない。
もちろんこれが悪いわけではないが、
選ぶことができれば、
もっと多くの安心や余裕や自由を
手にすることができる。
◆これからは「平均」を捨て、
自分基準の子育て、
自分基準の老後、
自分基準の生き方をする時代…
たとえば、子どもを大学まで行かせるのには、
ひとりあたり2000から3000万円かかるらしいが、
そんなの誰が言ったのか?
公立なら小中学校まで学費は無料、
世帯の所得によっては高校も無料。
大学も奨学金を借りて卒業後、
本人が社会に出てから返済するという方法だってある。
海外の大学なら、
成績優秀者には返済不要のスカラシップが
たくさんある。
医学部も、マレーシアの医大なら学費は日本の4分の1。
しかも、イギリス、オーストラリア、シンガポール、インドなどの
旧イギリス連邦国家では、マレーシアで取得した医師ライセンスが
共通して使える。
老後資金として1億円貯めなきゃいけないなんて、
誰が言ったのか?
そもそも定年退職してからまったく働かない生き方は
現実的じゃないし、会社の制度に自分の人生を合わせる必要はない。
生涯現役となれば、
過度に年金に依存しないで生きることができる。
そうすれば節約だ貯金だとカリカリに励まなくても、
現役時代は自分の経験と幅と深さを持たせるべく
お金を使うことができ、
もっと有意義な人生になるのではないか。
不安になるのは、
他人の発言に揺さぶらされてしまうから。
他人が作った勝手な統計、勝手な子育て、勝手な老後なんて、
ぜんぶ笑い飛ばしてしまえばいい。
◆今私たちはものすごく
幸せな時代に生きている…
▶昔はできなかったことが、今はできるようになっている
▶昔はできたことでも、今はもっとうまくできるようになっている
▶昔は人の手が必要だったことが、今は無人でできるようになっている
▶昔はお金がかかったことが、今は無料でできるようになっている
▶昔は難しかったことが、今は簡単にできるようになっている
▶昔は時間がかかったことが、今は一瞬でできるようになっている
▶昔はプロにしかできなかったことが、今は素人でもできるようになっている
◆同じ日本に住んでいても、
「世の中は甘くない」という人がいる一方で、
「世の中楽勝」という人もいる。
物事をどう捉えるかで、
自分の目に映るものも違って見える。
であれば、より楽しい捉え方をしたほうが、
人生も楽しくなる…
◆起業の目的…
起業の目的は人それぞれだけど、
私の場合は「より自由な生き方をする」ため。
ここで言う自由とは、
のんびり何もしない、
というものではなく、
面白いと思ったことをやれる自由、
新しいことに挑戦できる自由、
なりたい自分になれる自由、
という意味だ。