お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~ by 家入 一真
家入 一真
1978年、福岡県生まれ。
起業家、投資家、クリエーター。
リアルやネットを問わず、カフェやウェブサービスなど遊び場を作る。
ジャスダック最年少上場社長。40社程のベンチャー投資も。
高校中退、ひきこもりから、22歳でpaperboy&co.の前身となるマダメ企画を起業。
レンタルサーバー「ロリポップ!」のサービスを成功させ、29歳で史上最年少ジャスダック上場を果たす。
1年後に社長退任。
株売却で得た十数億円は新事業、プロジェクトでたった2年で底を尽いた。
そんな中から次世代ビジネスモデルのLiverty、CAMPFIREなどを生み出している…
貧困コンプレックスから史上最年少ジャスダック上場!
バイアウトで得た十数億円をたった2年で使い果たした連続起業家、痛恨のメッセージ…
給料だけに依存する時代は終わった。
「何もしない」はもはやリスクでしかない!
ジャスダック史上最年少で上場を果たしたIT業界の寵児、家入一真の「お金教室」…
目次
はじめにーお金の話しをする前に。
01 ~お金との付き合い方~ お金に「思考」を奪われない
絶対知っておくべき 「いくら稼ぐか」
妄想貧乏に陥らない
お金に「思考」を奪われない
「あの時、お金があったら」
十数億円あっても、お金はなくなる
お金に代わる価値を持つ
評価経済のなかのお金の価値
消費時代の終焉
02 ~お金の使い方~ キャリアの借金
今しかない時間を買う
カッコいいお金の使い方
不満や愚痴にお金を費やさない
投資の醍醐味は人と場所
貯金はないけど「おもしろい人間」
03 ~給料に依存しない働き方~ 最大のリスクは「何もしない」こと
雇われるリスクを考えてみる
給料0円でも働きたくなる仕事
会社じゃない組織の可能性
「何もしない」はもはやリスクでしかない
仕事をおもしろくするのがクリエイティブ
仕事は会社のなかに落ちているわけじゃない
04 ~お金の稼ぎ方~ 小さく始めて小さく稼ぐマイクロ起業
とりあえずやってみる
「何もない」は「何でもできる」ってこと
肩書きで、人は変わることもある
「やらない理由」を考えない
「新しいアイデア」より「見せ方」を考える
1を100にしてくれるフォロワーを作る
05 ~ビジネスの描き方~ ストーリーを売る
ビジネスはもっと自由でアートでいい
わがままな経営者になる
「儲かりそうだから」ではビジネスにならない
ものを売るのではなく、ストーリーを買わせる
お金だけじゃなく、ファンも集めよう
100円マックに文句言うな
06 ~人生の転がり方~ 失敗しても、最悪死なない
失敗したら「成長できる」
気の弱いリーダーですみません
プライドは役に立たない
借金なんて怖くない
経営者であっても、会社にしがみつかない
執着心は捨てる
ゼロになったら、また1にすればいい
「個の時代」がやって来た
後書きーそれでもお金は必要。

MEMO
お金が教えてくれること
◆お金はガソリン
お金というのは車を動かすガソリンみたいなもの。
ビジネスを回していくために、
お金というガソリンは絶対に必要で、
走るうちにさらに大きな動力が回り出して、
どんどんお金が循環する。
◆複数の収入源を持つ
ひとつの仕事に縛られてしまうと視野が狭くなる。
その仕事を失ってしまったら収入も途絶えてしまう。
でもいろんな収入源を持っていれば、
どこかが切れても別のところで補える。
◆借金で自殺を考えてしまう人がいたら、
すぐにやめて専門家に相談すべきだ。
自殺するくらいなら、
自己破産してしまえばいい。
自己破産しても、
やり直す機会はたくさん転がっている。
日本において失敗しても殺されるってことはないので、
追い詰められたとしても大丈夫。
◆今の時代、
身軽に体ひとつでいつでも逃げられる状態
というのがパーフェクト!
◆革命の3原則
▶貧乏であれ
▶若くあれ
▶無名であれ
新しいことをする、
新しいものを作り出すには
貧乏・若い・無名であることがパワーになる。
◆何も考えるな!
何かを立ち上げるときは何も考えない。
みんな、何かやるとき考え過ぎている。
やらなくていい理由、
やれない理由を自分で勝手にいっぱい作っている。
◆自分事にしてみる
誰かが困っているからこれを解決したら
ビジネスになるんじゃないかとか、
不便を解決したらビジネスになるんじゃないかっていうのが発想の原点。
◆仕事と遊びを分けるな!
遊びと仕事は別個のものじゃなくて、
境目はグラデーション。
◆「何もしない」ことは、
もはやリスクでしかない
やりたいことがあるなら、
1日でも早くやる。
そこが嫌なら、一刻も早くそこから逃げ出す準備をする。
何もしないで、グチを言い続けたり、
何かを期待したり、何かが変わるのを持っているなんて、
リスクでしかない。
◆人は簡単に依存する
依存は思考停止だ!
◆意味のない大学進学
大学に限らず学校、専門学校もそうで、
学ぶべきことがあるならいいけど、
高校を卒業して、就職が決まらないから、
社会に出るまでの猶予として遊ぶだけに
大学に行っているなら時間のムダ。
◆自分のためになる有意義な借金は、
どんどんしたらいい。
もちろん、
それで最終的に借金まみれになってはダメだけど…
有意義な借金は、ある意味投資である。
◆お金の「あり・なし」は、
時間の「あり・なし」につながる。
人生を大きく左右するという意味で
お金も時間もとても似ている。
◆借金も「時間を買う」点においては
ひとつの手段である。
◆負のループは立ち止まって断ち切る
時間がないと、
何かに追われるばかりで立ち止まって考えることができない。
思考停止して、
よくないループに入ってしまう。
どこかで断ち切らないと、
ずっと思考停止のまま、
何かに追われるだけの人生になってしまう。
◆幸せと生活にかかる最小公倍数
生活にかかるコストと、
幸せだと思える生活水準を見極めて、
それを守るためにどれだけ稼ぐか。
その最小公倍数がわからないまま
がむしゅらに働いても幸せにはなれない。