ただのサラリーマンから財布を18個まで増やしたお金のルールチェンジ by 北川賢一
北川 賢一
千葉県生まれ。
明治大学卒業後、東証一部の商社に就職するが、1年半で退社し24歳で独立起業。
以降、世界の国々を巡りながら、投資とビジネスを楽しむ生活を送っている。
投資家、作家、ホテルオーナー、IT起業家、コンサルタント。
これまで訪れた国は60を超え、現在は子どもの教育のためもありシンガポールにも拠点をもち、年の半分を海外で過ごすデュアルライフを送っている…
iPhone一つで、収入源18個、年収1億、
世界を旅する生活を実現した著者が教える、
人生100年時代のお金の増やし方・守り方。
「財布1個=会社の給料」だけが一番のリスク!
目次
0 お金のルールチェンジ―稼ぐ人に変わるためのマインドセット(財布はひとつでなくてもいい
収入は努力ではなく何をやるかで決まる ほか)
1 給料以外に月5~10万円の収入を得る方法(「やるか・やらないか」だけ
未来へつなげるステップのひとつとして ほか)
2 1000万円をストックするための貯蓄・投資術(お金がない=パワーがない
最大の目的は「目標金額」ではなく、「お金を守る力」を身につけること ほか)
3 1億を超える資産形成を実現するために(財布は多いほうがいい
不労所得とは頭を使ってお金を生み出す方法 ほか)

MEMO
ただのサラリーマンから財布を18個まで増やした
◆1日18時間ファスティングの効能
▶大腸をキレイにする
▶免疫力を高める
▶体脂肪を燃焼させ、代謝を活発にする
▶感覚を鋭敏にする
▶新鮮な呼吸ができる
◆朝食は食べずに「18時間ファスティング」
たとえば、
夕食を18時にとった場合、
その後、完全無欠コーヒー(※)を飲む以外は、
18時間何も食べない。
つまり、翌日のランチまでは断食する。
ファスティングの効果については、
フランスやドイツで、
「メスを使わない手術」
「フィスティングで治らない病気は何をしても治らない」
と言われている。
※コーヒーにエクストラバージンココナツオイル大さじ1~2杯と、良質の無塩バターを大さじ2杯加える。
◆体重を落とすのではなく、脂肪を落とす
体に脂肪を蓄えているのか、
燃やしているのか、
どちらになるかが
ホルモンの司令により決定される。
脂肪を溜め込むホルモンは、インスリンである。
このインスリンが分泌されるスイッチになるのが
糖質を摂取すること。
つまり、パン、パスタ、ご飯、砂糖を使った
食べ物が体の中に入ってくることで、
インスリンスイッチがオンになり、
体は脂肪を溜め込んでいく。
脂肪を燃やす肉体に変えたいならば、
タンパク質と脂肪を多くとる。
脂肪を食べると体に無駄な脂肪分がついて
太ってしまう、
というイメージをもってしまうかもしれないが、
実際に体に脂肪を溜め込むのは炭水化物を
食べたときである。
◆どんなものよりも優れた最強の資産とは…
それは「自分の頭と体」である。
どれだけたくさんのお金を持っていても、
体がまともに動かず病的な状態だったら、
何もできない。
健康とは、
病気にならないことではない。
エネルギーが溢れる肉体を持ち、
頭の中が常にクリアで冴え渡り、
バイタリティがみなぎっている状態、
それを健康と呼ぶ。
◆自由であるための人生の選択
- 人生で本当に価値ある行動
この時間をできるだけ増やす。 - 時間あたりの金銭価値が高いこと
無理せず、長期的に価値を生み出すことを考えて実行し、仕事漬けにならないようにする。 - 時間あたりの金銭価値が低いこと
極力お金を払って時間を買う。代行やアウトソーシングを利用して、自分でやらないようにする。 - ゼロ・ネガティブ
無駄だから人生から消す。
◆究極の時間管理の秘訣とは…
「管理する必要がないほど、
やることを減らすこと」である。
◆「命ともいえる時間を何に使うか?」
を自分でじっくりと考えることこそが、
人生の質を高める上で何よりも大切である。
◆人生は、微差の積み重ね
小さなことをひとつ大切にすると、
それが後々には追いつけないほどの大差になる。
微差の努力を積み上げていった人が、
大きなご褒美をもらえる。
◆投資というのは、家で、
一人で孤独にやるものではない。
投資で大事なのは「人脈」である。
すぐれた人との人間関係を持つことが、
投資の失敗を回避して、
うまくリターンを出すために大切なことである。
◆よい助言が得られるのは、
「自分が目指すゴールに先に辿り着いている人」
「すでに投資や事業で成功している人」である。
自分でうまくいっている人から話しを聞くと、
よいアドバスがもらえる。
身近な友人や家族や、
投資で失敗している人、
業種として金融で働いているけど
本人はお金もちではないといって人から
聞かないこと。
◆お金と人生の5つのステージ
- ステージ0▶ラットレースでもがく
- ステージ1▶金銭的な安定
- ステージ2▶経済的自立
- ステージ3▶経済的自由
- ステージ4▶絶対的・経済的自由
◆不労所得とは、
時間の切り売りでお金を生むのではなく、
頭を使ってお金を生み出す方法のことであり、
他人に雇われて、
誰かの言いなりになって
お金を稼ぐよろもずっと賢明に学び、
知恵を活用する必要がある。
◆米国のS&P500連動ETFに貯金感覚で積立投資
貯金感覚でできて、
あまり大きなリスクを取らずに、
手の届く範囲で実践できるお金の増やし方として、
米国のS&P500に連動したETFへの投資がある。
インデックスファンドでS&P500の連動型もあるが、
ETFを選ぶ理由は、
売買にかかるコストの差にある。
ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、
証券取引所に上場している投資信託のことで、
株式と同じように市場で売買できる。
ETFのメリットは、
分散投資ができ、
手数料が安く、
そしていつでも売買できる点にある。
やることはシンプル。
S&P500に連動するETFを、
毎月決まった日に、
決まった金額を買い続ける。
設定しておけば自動引き落としでの投資も可能。
◆金利が8%つく銀行に預金する
日本は長年ずっとゼロ金利政策をとっており、
近年はマイナス金利政策をしている。
メガバンクで預金しても利息は
0.001%と低すぎる。
これでは、銀行に預けておいても、
まったく増えない。
しかし、それはあくまで「日本の常識」、
銀行の利息は世界共通ではない。
実は海外では、
銀行に預金しているだけで
日本の1000倍以上の利息がついたりする。
たとえば、ニュージーランドの銀行口座では
普通預金に2.35%の金利がつく。
金利0.001%の日本と比べると2350倍となる。
ここでポイントとなるのは、
日本国内の銀行で外貨預金口座を作って預金するのではなく、
海外の現地銀行で口座を開くこと。
日本の銀行だと為替両替手数料が恐ろしいほど高いので、
外貨に両替するとかなり損する。
だから、海外旅行などのついでに
口座開設をやってみるとよい。
現地の銀行で口座を開いて、
現地銀行で円を外貨に両替すると手数料が安く、
さらに預金しておくと高い金利がつく。
※預金額が5000万円を超えと、
国外財産調書の申告をする義務が出てくる。
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◆投資と無駄遣いの分岐点は、
買ったものの価値が上がるか下がるかのどちらか。
価値が上がるものは投資。
逆に買ったものが将来何の価値も持たない
ゴミになるものは浪費。
お金を使うときには価値を測定し、
浪費なのか、投資なのかをきちんと区別しておくことが大切。
◆投資とは…
所有していることで将来的に価値が上がり続ける資産、
または収益を生み出す資産を手に入れる行動。
◆投資にとってお金とはよりよい人生を送るための道具
と位置づけている。
そして、お金は貯金という形で保有するのではなく、
価値の増えるものと交換していくめに使う。
◆お金そのものを貯金して保有していても、
増えることはない。
それにもかかわらず、
ほとんどの日本人は、
浪費、消費、貯金、
この3つしかしていない。
◆フィーリングや直感を大事にして判断すると、
高い確率で貧乏になる。
それよりも、ファクトを大事にしている人のほうが、
お金の面では成功している。
◆なぜ、人はお金を手に入れてもすぐに失ってしまうのか?
それは、人は生まれながらにして富を維持する習慣を持っていないから。
人の脳は裕福になるように
プログラミングされていない。
◆お金をたくさん稼ぐことと、
富を維持しお金持ちでい続けるというのには、
全く違うアプローチが必要になる。
◆「好き」という感覚は、
収入を得るうえでとても重要。
なぜか?
努力が努力ではなくなるから。
◆クラウドファンディング
自力で稼いで軍事金を貯めるのではなく、
「お金を他人から支援してもらう」という仕組み。
インターネット上で
「私はこんなことをやりたいです」
という企画を発表し、
一般の方から支援を募る。
代表的なものに、
▶キャンプファイヤー (CAMPFIRE)
▶エーポート (A-port)
▶マクアケ (Makuake)
などがある。
◆クラウドソーシング、アルバイト、外注ワークを実践するときのポイント
1)将来のための軍資金作りだと思って取り組むこと
2)実績やスキル磨きのために働く
◆クラウドソーシング
インターネット上でスキル、サービス、アイデア、
コンテンツなどを販売できるサービス。
クラウドワークス(CrowdWorks)やランサーズ(Lancers)などの
サービスが有名。
◆未来を見たいのならば、
日本よりも進んでいる国を訪れること、
過去へ戻りたいのならば、
新興国を訪れること。
◆成功するために大事なのは、
「すでに起こったこと」ではなく、
「これから起こる出来事」に投資すること、
「これから拡大する市場」でビジネスを仕掛けること。
◆時流は努力や才能を打ち負かす。
同じ努力をしても、
時流に乗るときと逆らうときでは
結果に何倍もの差がでる。
どんなに正しいことであっても、
間違ったタイミングで実行すれば、
結果は失敗になることがある。
行動することは大事だが、
それを「いつ」やるかとう時流を見誤らないこと。
◆世の中には時流を読む努力をしている人と、
全くしていない人がいる。
時流を理解して、
流れに沿ったアクションをする人は容易に結果を出し、
安定した上り調子を継続することができる。
反対に時流を無視していたり、
変化を拒んで否定する人が、
世の中から取り残されていくのは必須の結果である。
◆お金はもちろん大切だが、
お金に支配され、奴隷になってはいけない。
お金を持つときに、
同時に忘れてはいけないのは、
幸せを感じられるマインドである。
◆実はプロセスの連続こそが人生なのだ。
だから、結果だけではなく、
長い長い道中の一歩一歩を楽しむ。
◆結果を見て、原因を知れば、
何をどのように改善すればいいのかが見えてくる。
今やっていること以外に、
あなたの未来を構成する要素はない。
自分という結果をつくるのは、
今の行動という原因である。
誰かのせいにするのではなく、
環境に原因を求めるのではなく、
今の自分の行動こそ、
未来をつくる原因であると認識する。
◆スティーブ・ジョブズの名言
33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしている。
「もし今日が最後の日だとしても、
今からやろうとしていたことをするだろうか」と。
「違う」という答えが何日も続くようなら、
ちょっと生き方を見直せということ。
◆自分から相手のことを考えるように努める。
自分から相手に与えられるものは何かを考え、
それを与えるようにする。
◆人間社会で成功するためには、
「相手を勝たせる」という発想も必要になる。
つまり、相手にメリットを与える。
そうすることで、
こちらの提案が受け入れてもらいやすくなる。
◆人生で大切な5つのこと
- 人と会うことで情報を集める
「いい情報」を得るためには、こちらから歩いていかなければならない。ただ待っていても、有益な情報はこない。大きな飛躍をしたいなら、意識してテリトリーの外に出ること。 - 頼もしい仲間とチームを組む
- 経験値を貯めてレベルを上げ、成長する
最初からいきなり大成功なんて無理。最初は5万、10万から始まる。まずは小さな経験を積み、自分のレベルを上げていく。 - 未知の世界は可能性の宝庫
- 何度負けても、勝つまでやり続ける
◆成功している人に共通しているのは、
行動しているということ。
たとえ小さなリスクでも、
とろうとしない人には成功も成長もない。
◆スモールスタートをし、
小さな失敗から学び、
繰り返すことで成功確率を高めていく。
つまり学習していく。
◆今の時代は、20世紀の旧時代のような
大きなリスクを負わずとも、
会社勤めをしながらでも収入源をひとつ、
二つ、三つと増やしていく方法がたくさんある。
◆イチかバチかを狙うのではなく、
小さくできる範囲で繰り返し行動する。
◆何をはじめるにしても、
いきなり大きくスタートする必要はない。
まずは小さくはじめてみればいい。
結局のところ、
「できる・できない」の問題ではなく、
「どのくらいの規模ではじめるか」
ということに尽きる。
◆今の時代は、やるリスクよりも、
やらないリスクのほうが高まっている。
なぜか?
トライするために背負うリスクは
「少ないお金」と「時間」だけだから。
◆いつやるのか、ということについて悩む必要はない。
大抵のことは、「いま」、この瞬間からスタートすることができる。
◆「お金がない」「時間がない」「アイデアがない」「能力がない」
といった言い方はで的外れである。
無理だと思うことの大半はすぐに実行できる。
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◆年収を増やしたいのなら、
「希少性」を高めること。
価値は希少性にある。
これはお金のルールのひとつである。
ひとつの仕事だけ、
ひとつの肩書だけだと、
希少性を高めることが難しくなる。
だからひとつに縛られないほうがいい。
◆今の場所がすべてだと思わないこと
違う道もあるということを忘れない。
1年、2年、3年が経っても結果がともなわないのであれば、
考え直すタイミングかもしれない。
頑張る場所は選んだほうがいい。
◆人にはそれぞれ得意・不得意や個性があり、
才能を活かせば誰しもが活躍できる。
苦手なもの、不得意なものを続けていれば、
必ず不幸になる。
結果がついてこないし、
人生に対する意味も失いかねない。
◆自分の特性を把握したうえで、
得意なフィールドを見つけ、
そこで勝負をすべき。
◆努力の量で差をつけようとしていること自体、
方向性として間違っている。
全く同じ努力をしても、
結果に差が出る。
この差は「何をやるのか」で決まってくる。
◆儲からない市場、
お客さんが増えそうになりマーケットではなく、
成長するところで勝負する。
◆人に雇われて仕事をしているだけでは、
収入が伸びにくい。
雇われているということは、
誰かが給与の額を決めている。
それは会社である。
会社が給与水準を決めている以上、
努力が収入に結びつくとはかぎらない。
◆できること、
自分がやりたいことを、
なるべくお金をおけずにはじめてみる。
そして少しずつ財布を増やしていく。
◆まずは自分ひとりでスタートする。
そうすれば、無理にリスクを負うことなく、
小さくはじめられる。
◆パソコン、スマホとインターネットがあれば、
いつでもどこでも収入源を確保することは可能。
事実パソコンとインターネットを活用して、
財布(収入源)を18個まで増やしている人がいる。