20代で隠居 週休5日の快適生活 by 大原扁理
大原 扁理
愛知県生まれ。
高校卒業後、3年間ひきこもり、海外一人旅を経て、現在隠居5年目…
ひきこもりじゃない、
フリーターでもない、
究極の遊び人生「隠居」ご提案!文句なし!
目次
隠居って、こんな感じ(一日のようす
隠居って何? ほか)
隠居食のこと(忙しいとないがしろになるもの
ヒマになると、食に興味がわく ほか)
隠居に至るまで(3年間ひきこもってみて感じたこと
口が退化しはじめる ほか)
隠居あれこれ(何でお金がないと生きていけないの?
ホームレスに会いに行ってみた ほか)

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MEMO
20代で隠居
◆21世紀型版都市型隠居
・郊外の小さな安アパートを借り、
・週に2日だけ働き、
・人に迷惑をかけず、
・友人は厳選した人が少しだけおり、
・携帯(スマホ)は持たず、
・テレビも持たず、
・社交をせず、
・たまに都会に出ていって贅沢もするが、
・基本的に欲はなく、
・こだわらない。
・ただひとつだけ、現代社会と距離を置くことに、貪欲にこどわる。
・そして自分の生活をこよなく愛し、楽しんでいる。
◆人生には「雄時と雌時」がある
長い人生、
追い風のようにやることなすこと成功する時(雄時:おとき)もあれば、
何をやってもうまくいかない時(雌時:めとき)がある。
雄時の時にはおごらないで、
雌時の時にはじっと耐え忍び、
また自分を見つめ直し
自分を成長させる時でもあることを
忘れてはならない。
観阿弥
◆今の生活費から割り出して、
仕事が完全になくなっても
半年くらい暮らせる貯金があれば、
とりあえず無駄に心配しなくてもいい。
未来予測で必ず当たるのは
「いつかみんな死ぬ」とうことだけ。
心配したら終わらないし、
キリがない。
だから、
少しずつでもいいから貯金して、
今の時点でできることだけやったら、
あとはなるようになる…
と割り切る。
◆隠居者とは…
意識的に社会との懸け橋を最低限に抑えて
生きていくことを心がけている人のことではないか…
◆週2日だけ働けば、
生活には困らない
ほとんど毎日働いて20万円も稼がなくても、
週2日くらい働いて7~8万円もらえれば、
とりあえず生きてはいける。
◆完全に捨てるのではなく、
必要最低限に社会とかに関わっている、
ここが隠居のポイント。
◆アフリカの蟻塚
アフリカの蟻塚の中に住んでいるアリのうち、
個体数に関係なく7割は
自分の生まれた蟻塚の中で生涯を終える。
けれども、
残りの3割のアリは、
外に新しい環境を求めて、
生まれて育った蟻塚を出てしまう。
出ていくアリと、
残るアリと、
あと若干名の隠居するアリと、
全部があって、
地球の蟻塚はできている。
これは人間にも言えることかもしれない…
◆今すぐなんでも
白黒つけようとしないこと。
グレーのままにしておくとも
大事…
◆二十歳過ぎたら人生引き算
あれもできる、
これもやりたい、
などと足し算で考えていくと、
本当に一番やりたいことがどれなのか、
他のものにまぎれてどんどん
わからなくなってくる。
そんなときは、
消去法にしてみるとよい。
今すぐやらなくてもいいことを
引いていって、
あとに残ったものから
どうしても死ぬ前にやっておきたい
ことだけをする。
これを行動基準にしてみる。
◆健康がいちばんの節約
健康でいることが、
長い目で見ればいちばんの
節約になる。
目先の安さに惑わされて
悪いものを食べ続けて、
結果病気になったしまったら、
節約もあったもんじゃない。
そのときにかかるお金と時間と体力を考えると、
健康でいるためなら、
少しくらいの出費は辞さないこと。