年収1億円になる人の習慣 by 山下 誠司
山下誠司 (やました・せいじ)
(株)アースホールディングス取締役
(株)サンクチュアリ代表取締役
日本最大級の240店舗を展開する美容室「EARTH(アース)」を運営する、(株)アースホールディングス取締役[スタッフ3000名、年商180億円]。
うち70店舗をフランチャイズ展開する、(株)サンクチュアリ代表取締役も兼任。
(株)サンクチュアリは、自社から輩出したフランチャイズ30社とともに、関東、甲信越、東海、北陸、北海道、福岡で展開[スタッフ900名、年商50億円]。
1976年、静岡県生まれ。
高校卒業後に上京し、19歳で年収180万円から美容師を始め、31歳で年収1億円を超える。
19歳から23歳まで、ほぼ休みなく仕事をし、24歳から39歳までは、始発から終電まで365日、15年間、1日たりとも休みなく仕事。
40歳からは、仕事と遊びの壁が、完全になくなる。
目次
・第1章【基本の習慣】
・第2章【仕事の習慣】
・第3章【生活の習慣】
・第4章【学びの習慣】
・第5章【人生の習慣】

MEMO
年収1億円になる人の習慣
◆99℃と100℃ではまったく違う
水は99℃までは「液体」だが、
100℃になった瞬間に「気体」となって、
空へ舞い上がる。
努力も同じように、
100℃になって、
空に舞い上がる。
99℃から100℃に変わるためには、
本気になって、
「退路を断つ」必要がある。
そして、
退路を断つひとつの手段が、
「徹底的に捨てる」こと。
あなたは、
「何を捨てる」ことを決断しますか?
◆人間の幸せとは…
- 健康
- 時間
- お金
- 良好な人間関係
の4つを手に入れること。
ところが、
人生はトレードオフの連続。
何かを犠牲にしなくては、
何かを得ることはできない。
この「4つ」を本気になって手に入れるために、
「徹底的に捨てる」という選択肢が必要になる。
たとえば、
テレビを観る時間を「ゼロ」にしたければ、
テレビを捨てる。
◆配偶者選びの「3つ」のポイント
- 夫に依存しない女性
- ムダづかいをしない女性
- 夫の成功を家庭の成功と思ってくれる女性
起業している女性が男性を選ぶときも、
同じ視点で選ぶ。
◆33%の法則
「対人関係のバランス感覚」が優れている人とは、
「家族」「上司」「部下」の3者と、
同じエネルギー配分(33%ずつ)で付き合うことができる人。
今の自分にとって一番大切な人に、
残り1%を上乗せすると100%になる。
仕事優先でも家族優先でもなく、
どちらも同じように大切にする。
◆神社はお願いをする場所ではなく、
誓いを立てるところ。
◆「3回以上褒める」と、稼ぐ人になれる
1回では、「お世辞かも?」と疑われたり、
本気にされなかったりする。
本当に褒めていることを
わかってもらうには、
「3回」褒める。
◆稼ぐ人とは、「聞く」と「褒める」ができる人
契約が取れない営業マンの共通点は、
「自分が売りたい保険を売り込み、
一方、契約がたくさん取れる営業マンは、
「御用聞き」に徹している。
お客様の話をよく聞き、
お客様の役に立てる保険を提案する。
ときには保険の話はほとんどせず、
雑談で終わることもある。
◆目的や目標を立てるときは「自分+他人」で考える
自分だけの目的や目標しか持っていない人は、
折れやすく不安定で脆くなりがち。
だが、「他人(身近にいる人や大切な人)のために」
という発想をプラスすることで、
揺るがない基盤ができる。
◆読書こそ、
知識・経験・教養をもっとも
効率よく得る手段のひとつである。
◆同じ分野に関する本を、
最低「3冊以上」読む。
1-2冊だと、「偏った意見」しか得ることができない。
◆体型の目安は、BMIが「25未満」
BMI=体重(kg)÷(身長m✕身長m)
BMIが「25以上30未満」で「肥満」、
「30以上」で「高度肥満」と判定される。
BMIが25を超えないように、
適正な体重を保つこと。
◆仮に、1ヶ月の売上目標が1000万円だとする。
数字に弱い人は、
「1ヶ月終わった時点で、
目標に届いたか、届いていないかを判断しよう」とする。
一方、数字に強い人は、
「1000万円」という目標を「30日」で割って、
「1日33万円」として数字を見る。
そして、
「今日は3万円足りなかったから、
明日、36万円売り上げるようにしよう」と、
1日ごとに数字を見直し、
毎日、「小さな改善」を繰り返す。
だから、
目標額に届きやすくなる。
◆体脂肪率と資産は反比例する。
太っているお金持ちもいるが、
長い目でみれば、
やがて間違いなく資産を失う。
◆人生には落ち込んでる暇などない。
起こった問題を直視し、
直ちに解決策を考え、
実行に移すことしかできない。
丸1日落ち込んでも、
3分間しか落ち込まなくても、
どちらも「問題解決」したことにはならない。
◆笑顔とは気分が良いときの結果であるだけではなく
微笑という行為自体が気持ちを上向きにさせる。
ダーウィン
◆落ち込んでいいのは、最長「3分」まで
心配事は、いくら悩んだところで、
1ミリも解決しない。
悩んだり、迷ったり、落ち込んだりする時間を
極力なくする努力をする。
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◆「10年計画」を「数字」にして紙に書き、
そのとおりシンプルに行動する。
毎日、「朝」と「晩」に2回、
必ず「10年計画」を見て再確認する。
◆共同作業を行うに当たって最適な人数は3人
◆ルールを守る人に、
ルールを守らない人を管理させるより…
ルールを守らない人に、
ルールを守らない人を管理させたほうがいい。
なぜか?
蛇の道は蛇!
◆部下との接し方
あなたの部下と
「10歳離れたら外国人、
20歳離れたら宇宙人だと思って接する」
そして、部下の気持ちを理解したいなら、
部下の長所と、短所を、
同じ数だけノートに書き出してみる。
◆優秀な人が成功するのではない。
優秀な人に支えられた人こそが成功する。
◆仕事の優先順位は…
期限▶量▶質
の順番であり、
逆から(質)から入ってしまうと、
なかなか成長できない。
◆生産性を上げるとき、
大切なのは、
時間の長さではなく、
「濃さ」である。
◆優先順位を決める
仕事は「大きな石▶小さな石▶砂」という優先順位で行う。
なぜか?
たとえば「器」があるとすると、
「砂」や「小さな石」が先に入ってしまうと、
「大きな石」を入れるスペースがなくなってしまう。
ここで言う「大きな石」とは、
あなたにしかできない重要な仕事のこと。
「砂」は雑用。
◆悪いことは「1」やって「10」伝わる。
良いことは「10」やって「1」伝わる。
◆「週に100時間」仕事をしてわかったこと!
- 能力がなくても、仕事にかける時間を長くすると、アイデアが湧いてくる
- 仕事が好きになる
◆早起きをすると年収が上がる理由(ワケ)
早起きをすると…
- 「目的意識」が明確になる
- 朝の1時間で昼の「4時間分」の仕事をこなせる
- 「優越感」や「勝った感」が自信につながる
- 「理性的」に考えることができる
◆一番を獲るための「最速」「最短」「最強」の方法とは…
早起きをすること!
◆自分を変える3つの方法
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
大前研一
◆会社まで「30分以内」で通勤できる場所に住む
お金を生むのは、
「情報」より「行動」である。
なので、職場と自宅は、
できるだけ近いほうがいい。
◆数字に強くなるメリット
- 現場の「異常値」を早期に発見し、早期に解決できる
- 社員の「ごまかし」をけん制できる
- 数字のトリックに騙されなくなる
◆行動が先、考えるのはあと
「行動する」ことによって、
はじめて「正しく考える」ことができる。
◆仕事が遅いのは能力の問題、
スタートが遅いのは姿勢の問題
◆仕事は「質」よりも「スピード」
スピードの速さは、
本気度と情熱のあらわれ。
情熱が冷めないうちにすぐに行動する人間は、
間違いなくいい仕事をする。
◆幼少時代に、
貧しい暮らしを経験した人は、
「お金の大切さ」「お金の使い方」「お金を失う恐怖」が
身にしみてわかる。
◆経営で大事なのは、
売り方やシステムではなく、
「姿勢」である。
◆さあゴーゴー
どんなに就寝が遅くても、
「朝3時55分(さあゴーゴー)」に起床する。
◆ダスキンの経営理念
自分に対しては、
損と得があらば損の道をゆくこと。
他人に対しては、
喜びのタネまきをすること。
◆早起きは三文の得(徳)というが、
「得(徳)」を取るには、最初に「損」をしないといけない。
◆「稼げる人に」に変わるには、
まずは、「お金」と「時間」の使い方を変えること。
「お金」と「時間」は、
「目的、目標の実現」のために集約する。
◆本性は「弱者での態度」に出る
◆細部に「本質」があらわれる
- 性格は「顔」に出る
- 生活は「体型」に出る
- 本音は「仕草」に出る
- 感情は「声」に出る
- センスは「服」に出る
- 美意識は「爪」に出る
- 清潔感は「髪」に出る
- 落ち着きのなさは「足」に出る
◆誰でもできるけど、誰もやっていない「習慣」
- 「能力」の差は、小さい
- 「努力」の差は、大きい
- 「継続」の差は、とても大きい
- 「習慣」の差が、いちばん大きい