百歳の力 (篠田 桃紅)
百歳を過ぎた今も現役で活動を続ける
美術家の篠田桃紅さんの著書です。
女学校を卒業したら、
その多くがお見合い結婚する時代に、
「くじびきみたいな結婚なんて、とんでもない」
と独身を貫く…
戦後、まだ海外へ行く人がほとんどいない時期に、
単身ニューヨークへ渡って個展を開くなど、
その行動は前例のないことばかり。
「常識の世界に生きなかったから長生きできた」、
「人生というものをトシで決めたことはない」
と断言する著者が、年齢に関係なく、
いつまでも第一線で活躍するための秘訣を語る…
目次
第1話 常識の世界に生きなかったから、長生きできた
・自らに由って生きるのが本当の「自由」
・人生気楽に、無責任くらいがちょうどいい
第2話 苦労なんかしてないわね。したいこと、してるだけ
・結婚はくじびき。だから私は一人で生きる
・人とうまく強調できなくてもいい
第3話 人間としてできることはもう全部やっちゃったみたい
・人生何がよかったかなんて分からない
・学校はお手本通りにできる人を褒める。でもそれは複製=偽物をつくっているだけ
第4話 人生というものをトシで決めたことはない
・基準や規格に従わない
・試練に堪えてこそ、腕が磨かれる
第5話 “美”とは、相反する両極を持つこと。そこに一切がある
・思い通りにならないから、面白い
・火と水のように相反する両極を持つ
第6話 人生の予測は立てられない。すべてなりゆきまかせ
・どんどん変わっていく価値観に従う必要はない
・自分の世界を広げないのは、人としてもったいない