HAPPINESS(ハピネス)

ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス): GAFA時代の人生戦略 by スコット・ギャロウェイ

スコット・ギャロウェイ

ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。
MBAコースでブランド戦略とデジタルマーケティングを教える。
連続起業家(シリアル・アントレプレナー)としてL2、Red Envelope、Prophetなど9つの会社を起業。
ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。
2012年、クレイトン・クリステンセン(『イノベーションのジレンマ』著者)、リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』著者)らとともに「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出…

ありふれた成功法則に惑うな!

幸せに続く道は、
シンプルな原則でできている…

目次

はじめに ニューヨーク大学人気講義「ハピネス」
第1講 幸福の講義――激変する世界で幸せになる
第2講 成功の講義――格差が広がる世界で金を手にする
第3講 愛の講義――残酷な世界を生き抜く
第4講 健康の講義――無慈悲な世界で活力を保つ

HAPPINESS(ハピネス)
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MEMO

GAFA時代の人生戦略 (幸福の計算式)

◆結婚を幸福につなげる3カ条

  1. スコアをつけるな(パートナーが間違ったことをしても、進んで水に流す。許すことこそが幸せな関係を維持するための要素である)
  2. 妻を冷えさせるな、飢えさせるな
  3. 愛情と欲望をできるだけ表に出せ

◆いくつになって自分を見つめ直し、
欠点を直す

◆他人の評価にびくびくしない

◆常に測っておくべきこと5選

  • 純資産
  • 自分の信用スコア
  • SNSのフォローワー数
  • 若者との交流頻度
  • 自分の挑戦の成功率

◆謙虚さを忘れるな

今が好調なのは
市場のおかげ」だと肝に銘じる。

◆起業するなら不景気のときを選べ

不景気のときほど
あらゆるものを安く手に入れられる。

◆起業家に必要な4条件

  1. お金を支払ってでも働きたいか
  2. 人前で失敗することを恐れないか
  3. 売り込むことは好きか
  4. 進んでリスクを負えるか

◆成功者のアドバイスを
真に受けてはいけない

卒業式のスピーチで、
「自らの情熱に従うべし」、
あるいは
「決してあきらめるな」
と話す人は、
すでに金持ちである。

そこにたどり着くまで、
たくさんの失敗をしている。

つまり、
彼らは手を引くべき時を知っていたのだ。

あなたがやるべきことは、
うまくできることを見つけて、
1万時間練習して、
それを得意になることだ。

何かに秀でることで精神的、
経済的な見返りを得ると、
さらに熱心に取り込むようになる。

◆年相応のハングリー精神を身につけよ

年をとってくると
自然とお金よりも社会性を求めるようになる。

◆成功の秘訣は
自分が得意なことを見つけること

人より優れていることで報酬を得て、
他人から注目されると、
それが何であれさらに熱心に取り込もうという気になる。

◆才能だけでは絶対に成功できない

才能のあと押しをして
あなたを成功へと押し上げるのは
ハングリー精神である。

ハングリー精神が
どこから生じるかを理解することで、
成功と充足の違いが浮かび上がってくる。

たとえば、
守るべき家族」を持てば、
ハングリーになれる。

◆成功(幸福)の方程式

  • その1(重要なのは「誰をパートナーにするか」だ)
    情熱+価値観+金=パートナー
  • その2(学歴を手に入れ都市に出よ)
    学歴+大都市=お金
  • その3(モノより経験に投資する)
    車 < ライオン
  • その4(家族を持て)
    幸せ=家族
  • その5(回復力をつけよ)
    回復力 / 失敗 = 成功
  • その6(売り込むことが好きか)
    起業家 = セールスパーソン

◆失敗を許せ

人間は競争本能から、
自分が知っている中で一番成功している人間を目標にする。

そして鏡の中の自分がその人と同等な業績を上げられないと失望してしまう。

健全な関係を築くのに大切なことのひとつは、
自分やパートナーが、
いつか大失敗をしたときに許すことだ。

同時に自分を許すことをおぼえ、
人生の大切な事業に取り込めるようにすることだ。

◆回復力をつけよ

成功するのに重要なのは、
きちんと嘆き悲しみ、
そのあと前に進む力を得ることだ。

◆家族を持て

最高に幸せなのは、
結婚して子どものいる人だ。

◆モノより経験に投資せよ

人は物質がもたらしてくれる幸せを過大評価し、
長期的に経験がもたらす好ましい影響を過小評価する傾向がある。

時間や金銭を注ぎ込むならば、
モノより経験だ。

◆「裕福」とは…

支出よりも多い受動的所得がある状態を言う。

若い人は稼ぐばかりを気にする。

大人は支出にも目を向けるのだ。

◆人間関係に投資せよ

この世で最も強い力は「複利」である。

貯蓄について考えることは若者にこそ必要なのに、
彼らはそれをまったくわかっていない。

それは「長期的」という概念を
理解できないからだ。

若者の多くが、
自分は超優秀だから大金を稼げると思っている。

しかし、そうならなかった場合に備えて、
早いうちから、定期的に貯金を始めよう。

この「複利」という考え方は、
人間関係についても言える。

人間関係への投資も
複利で増える。

◆お金で買える幸せはさっさと買い、他に目を向けろ

所持しているお金の額と幸せの度合いは比例する。

幸せはお金で買えるものだ。

ただしそこには限度がある。

所得水準があるレベルに達すると、
そお後の幸福度は横ばいになる。

多くの人が犯す間違いは、
人生のほとんどの時間を、
どうすればもっとお金を増やせるかばかり考えていることだ。

立ち止まって、
幸せになる方法を考えることをしないことだ。

懸命に働いて、
経済的な安定を得ることは大切だ。

しかし、
喜びと満足を与えてくれるものを知り、
それらに時間やお金を使い始めよう。

◆若いうちに学歴を手に入れ、都市に出よ(これはアメリカのケース)

アメリカにはカースト制度がある。

それは…

「高等教育」だ。

それに加えて、
経済成長は一握りの巨大都市に
集中する傾向が高まっている。

あなたの学位(成績、大学)と郵便番号がわかれば、
あなたが今後10年間でいくらぐらい稼げるか、
かなりの正確さで推測することができる。

若いうちに、
大学の卒業証書や他の資格を手に入れ、
大都市に出ることだ。

どちらも年齢を重ねるごとに、
不可能ではないにしても、
難しくなる。

◆何より重要なのは「誰をパートナーにするか」だ!

何よりも重要な決断は、
どこで働くかではなく、
人生を共にするパートナーを選ぶことだ。

苦労も成功も分かちあえる本物のパートナーがいる人のほうが、
明らかに幸せである。

よいパートナーの3条件:

  • 肉体的に惹かれ合う
  • 価値観が一致している
  • 金銭感覚が同じである

◆汗をかき、身体を鍛えよ

自分で汗をかく時間と、
他人が汗をかくのを見る時間との比率は、
あなたの成功を予見するよい指数となる。

◆若いうちは働け

成功したいなら、
若いうちはとにかく懸命に働くしかない。

キャリアを構築するとき
バランスというのは、
都市伝説にすぎない。

若いうちからバランスを最優先するのは、
天才でないかぎりいただけない。

それでは経済的に安定した状態に
到達するするのは難しい。

若いころバランスを欠いた生活を送ることで、
のちにもっとバランスの取れた生活ができるようになる。

◆幸福度は年齢で変わる

幸福度は20代半ばから減少を始め
50代で再び向上する。

20代半ばから40代半ばまでは、
容赦のない現実を生きなければならない。

そして50代になると、
あらゆるところに存在する
すばらしい恵みを心に刻みはじめる。

投稿者: book reviews

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