非常識に生きる by 堀江 貴文
あまたの事業を成功させてきた男、堀江貴文。
実現できたのは、
莫大な資金や、
特殊な才能があったからではない。
ただ、
好きなことに「没頭」してきたからだ!
あえてレールから外れよ。
●買えるモノはすべて買え
●メールに礼儀不要。「ひと言で即レス」だ
●結婚しても女の子と遊び続ける
●500円ランチしているヤツに人は集まらない
目次
序章 なぜ僕は、東大を辞めたのか
非常識1働き方:お金のために働かない
非常識2時間の使い方:動き出す前にじっくり考えない
非常識3習慣にすること:没頭すればバランスは必要ない
非常識4お金の使い方:将来への蓄えは必要ではない
非常識5学び方:他人の言うことには従わない
おわりに

MEMO
非常識に生きる
◆他人の意見を聞いて、
うまくいくことは、
ほとんどあり得ない。
他人は、
あなたの人生の
当事者ではないからだ。
あなたの正解を知っているのは、
あなたしかいない。
自分の命令に、
忠実に従っていこう。
◆これからの時代、
生き残れるのは、
安定した仕事を与えられた人でも、
お金持ちでもない。
働かなくてもいい世界で、
自分なりのモチベーションを持ち、
何かの行動を起こせる人が、
生き残れるのだ。
◆世の中、
「いくら貯めるか?」
「どれだけお金を増やすか?」
「何をして稼ぐか?」
といったことばかり考えて、
「どう信用を生み出すか?」とは、
考えない人が多すぎる。
◆お金持ちになりたいと思っている人は多いが。
「お金持ちになってどうするの?」
「お金をたくさん持って、何をしたいの?」
という問に答えられる人は滅多にいない。
◆欲しいものがわからないと、
本当に欲しくないものに包囲されて
暮らすことになる。
すべてを失ったとき初めて、
自由が手に入る。
◆人生を充実させるのは
「自分の時間を、
いかに確保するか」だ。
相手がどう思うか、
他人がどう感じるかなんて、
一切考えないでいい。
◆人脈や偶然で、
人生は拓けない。
経験が、
人生を拓くのだ。
モノにお金を使うのではなく、
経験・体験することにお金を使う。
◆「行動が第一!」
「他人の目は気にするな!」
「好きなことだけやっていればいいのだ!」
と言ってもみんな動かない。
なぜか?
自由に動き出すことの罪悪感や、
動き出してしまった後の不安で、
立ち止まってしまうからだ。
◆目立つことなく、
上の人の命令に黙々と従っている
「常識の範囲内」の人材が、
昔は重宝された。
常識を備えていることは大事だが、
常識を破る大胆さとスピード感を持った、
いい意味で「常識の範囲外」の人材が、
いまは求められている。
◆お金がない?
だったら信用できる人に、
借りればいい。
それが正解だ。
◆時間のショートカットに
「借金」は役立つ。
◆メールの送りて手は、
礼儀正しい返信を、
期待しているのではない。
問い合わせの返事が
秒速で戻ってくるのを、
期待しているのだ。
◆ゼロで留まっていてはダメだ。
動き出さないまま、
ゼロのアイディアを抱えていたら、
寝て過ごしているのと変わらないのだ。
◆ビジネスで成功した人たちは、
みんなアイディアに価値がないことを知っている。
行動して設計図を描き、
形にした者だけが勝利と報酬を手にしてきた。
◆仕事がうまくいかない人の
原因の大半は、
能力よりも、
諦めの早さだ。
◆突破するのに大事なのは、
特別なスキルや人脈、
運やお金などではない。
折れない心で、
しつこさをルーティン化することだ。
◆ビジネスに成功法則は、
いくつかある。
IT革命でビジネスの常識の大部分が
変わったとしても、
変わらずに法則の上位にあるのは
「しつこさ」だ。
◆「家を買えば安心」
「いい保険に入れば安心」
という常識を持っている人が多いが、
これはリテラシー不足による誤解に過ぎない。
そもそも、
安心を得るという考え方を
捨てるべきだ。
◆人は、
人のために生きているのではない。
やりたいことをやり尽くすために生きていることを、
忘れてはならない。
◆Amazonの電子書籍は
閲覧数に応じて収益が得られる。
◆仕事は「生活のために」
するものではない
「サピエンス」という本に、
「人間は穀物に家畜化された」といった表現がある。
旧石器時代、
人類は狩猟採集民族であり、
人々は狩りの毎日を送っていた。
だが、農耕の技術を得たことで
生活様式は変わった。
狩りのための移動をやめて、
畑を耕し続けなければいけなくなった。
やがて人間は農耕技術の進化により、
より大きな集団での暮らしが可能になった。
安全ではあるが、
決まった土地で生きていくことが強いられた。
そして、
暮らしていく場所や役目を選ぶことの
「自由」を失った。
著者はその人類の様変わりを、
「穀物に家畜化された」と説いている。
人は農耕を身につけて、
食べ物作りの奴隷となったのだ。
その結果、
仕事は「生きるためにやらなくてはいけないつらいこと」
という思い込みが、
人々のマインドに刷り込まれた。
だが、
現代は穀物生産の自動化が進み、
集団で働かなくても、
食べ物が人間に届く仕組みができた。
AIやIT技術の進化も加わり、
人は多くのつらい労働をしなくてもよくなった。
食べるために働く時代は、
もう終わっているのだ。
にもかかわらず、
「仕事は嫌だが、
行きたくない会社に通い、
懸命に働くべき」という理不尽な常識に、
みんなとらわている。
嫌々ながら仕事をしている人は、
「働かざる者食うべからず」の
古い常識から離れるのが怖いのだ。
◆非常識を唱える側の人たちは、
「危ないことはするな」
「何かあったら心配」
「未来が損なわれるよ」など、
思いやりの言葉をかけてくれる。
でもほとんどは口先だけで、
心配とは別の意図を持っている。
「みんなやりたいことを我慢しているのだから、
お前も我慢しろ!」という同調圧力で、
自由な人の足を、
引っ張ろうとしているのだ。
◆望みどおりの
人生を過ごすには、
学歴や肩書き、
お金や仲間の存在は、
それほど重要ではない。
無用でもないけれど、
役立ち度は限られている。
本当に役立つのは、
常識を乗り越えていく、
非常識な行動だ。
「アフターコロナ」とか
「ニューノーマル」という
言葉に騙されてはいけない。
◆非常識に生きるとは、
破天荒であれ、
ということではない。
誰のものでもない、
自分の人生を生きることだ。