こむら返り 名医が教える最強の治し方 by ムック
痛みをその場で消す体操やツボ、
さらには、オクラと水があればできる
医師愛飲のドリンクなど、特効セルフケアを紹介!
目次
こむら返りの原因と対処法
食べてこむら返りを解消!
特効セルフケアで解消!

MEMO
こむら返り
◆血液をサラサラにするオクラ水の作り方
- 生のオクラを5本用意し、ヘタを取り除く。
- 瓶やコップに(1)の切った部分が下になるように入れ、オクラが漬かる程度の水(100~180ml)を入れる。
- ふたやラップをして、冷蔵庫で8~12時間ほどおいたら完成。オクラを取り出し飲む。
※飲み方と注意点
- 朝に1日1~2杯を目安に飲む。余ってもその日に飲み切る。
- 冷えたままか、常温に戻してから飲む。加熱したり冷凍保存したりしないこと。
- 浸けたオクラは調理して食べる。オクラ水に再利用しないこと。
- 農薬が気になる場合は、よく洗うか30分ほど水に浸けてから使用するとよい。
◆こむら返りを防ぐ食べ物
- そば、玄米、黒パン、納豆、アズキ、黒豆、黒砂糖、和菓子
- 赤ワイン、黒ビール、紹興酒
- 根菜、海藻、北方産の果物(リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーン)
- 漬物、チーズ
- 赤身の肉、魚介類
- 塩、みそ、しょうゆ
◆こむら返りの激痛を解消する「ふくらはぎストレッチ」
・立って行う場合
アキレス腱を伸ばす要領で、ふくらはぎを引き伸ばす。
- 足を前後に開き、アキレス腱を伸ばすような姿勢をとる。このとき、つったほうの足を後ろに置く。
- 前足の太もも部分に軽く手を置き、ゆっくりと体重をかける。
- 痛みが治まるまで行う。
※予防として行う場合、運動の前後や就寝前などのタイミングで1~2分行う。

図1 立って行う場合
・座って行う場合
足の指先をゆっくりと手前に伸ばし、
ふくらはぎをストレッチする。
- つったほうの足を前に出し、足の指を持つ。
- 足の指をゆっくりと体側に引き寄せ、ふくらはぎを伸ばす。
- 痛みが治まるまで行う。
※予防として行う場合、運動の前後や就寝前などのタイミングで1~2分行う。

図2 座って行う場合
◆「こむら返り」を予防するコツ
- ストレッチ
運動前後や就寝前に、1~2分行うのがおすすめ。 - 足のマッサージ
ふくらはぎだけでなく、足の裏ももみほぐす。 - 水分補給
日頃からこまめに水分を補給する。 - 食事
緑黄色野菜や海藻など、ミネラル豊富な食材をバランスよくとる。
◆「こむら返り」とは
寝ているときや、
ふとした瞬間に突如、
激痛に襲われるのが、
こむら返り。
筋肉が収縮し、
けいれんを起こした状態。
こむら返りは、
筋肉を収縮させたり
伸長させたりするセンサーが、
なんらかの原因でご動作を起こすからだ
と考えられている。
筋肉には筋紡錘(きんぼうすい)と
腱紡錘(けんぼうすい)という2つの
センサーが働いている。
筋肉の伸び過ぎを防ぐのが筋紡錘、
縮み過ぎを防ぐのが腱紡錘。
このうち、
腱紡錘の筋肉の機能が低下し
誤動作を起こすと、
筋肉が過剰に収縮し、
しばらく元に戻らなくなる
といったことがおこる。