お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣 by トマス J スタンリー
トマス J スタンリー
1970年代より米国内の億万長者に大規模な調査を実施してきた、米国富裕層研究の第一人者。
1979年にニューヨーク証券取引所で行った講演で「ブルーカラーの億万長者」の存在を世に知らしめ、一大旋風を巻き起こした。
全世界で200万部突破の大ベストセラー『となりの億万長者』で富裕層の知られざる経済・購買実態をあばきだしたスタンリー博士が、100万ドル以上の資産を持つ米国人約1000人を徹底調査。
目次
1 間違いだらけの「億万長者」の像
2 億万長者はものごとの本質を見抜く「目」を持つ
3 億万長者は消費の誘惑をはねつける「耳」を持つ
4 億万長者は他人の評価に依存しない「舌」を持つ
5 億万長者は堅実なペースで進む「足」を持つ
6 億万長者は危険をかぎ分ける「鼻」を持つ

MEMO
5つの「生活」習慣
◆「豊かさ」とは、
高級品をずらりとならべた生活をすることでなく、
人生の時間を自分の思い通りに使い、
より大きな実りを手にすることである。
そのために一定の経済的基盤が必要なのであって、
単に「お金を持つ」こと、
まして「お金を使う」ことが
イコール「豊か」ということでは、
決してない。
◆億万長者の真実
- たいていの場合、本物の金持ちは金持ちらしく見えず、
金持ちぶる人は金持ちではない。 - 身近にいる「金持ち」は、実は「金持ちのふりをしている人」であることが多い。
- 億万長者になるために欠かせないのは、労働と節約に励み、欲望を抑えること、これは億万長者が例外なくやってきたことである。
- 収入の最大化を目指すよりも、収入を効率よく財産に変えることが重要である。
- 金持ちになりたければ、年間世帯実所得の2倍を上回るローンを払わなくてはいけないような家を買ってはならない。
- 消費の欲望に負け、優雅な暮らしを送るための経済基盤を手に入れないうちから金持ちのふりをする人は、絶対に金持ちにはなれない。
- 金持ちが金持ちになったのは、ぜいたくをしたいからではない。そして、金持ちが金持ちになれたのは、ぜいたくをしなかったからだ。
- 億万長者は「価格」よりも「質」を優先させ、つねにライフサイクルコストを考える。
- 金に金箔をはり、ゆりの花に色を塗る。それは、ばかばかしく過剰な行いでしかない。
- ロレックスを持っている億万長者は7人に1人。しかし、そのロレックスを自分で買ったのは、さらにその半分しかいない。
- 多大な消費をしながら資産を形成する金持ちも、確かにいる。ただしそれが1000人に1人程度ということは、その金持ち自身も知らない。
- 「浪費する億万長者」には、貧しい境遇から叩き上げてきたケースが多い。
- 信じがたいことだが、「不本意ながら」ロレックスを巻いている億万長者もいる。
- 高級酒を飲んだとしても、必ずしも幸せになれるとは限らない。これは人生訓ではなく、調査からわかった「事実」である。
- 来客に「お買い得」な酒を出す億万長者は、ケチなのでも無礼なのでもない。客を楽しませるのは、もてなす側の気持ちだということを知っているのだ。
- 金持ちぶりたい人ほど、高い酒を買う。スーパーリッチ以外の億万長者は、そんな酒には見向きもしない。
- すべての高級酒に、高級な材料が使われ、熟練した職人の技がするわれていると考えるのは、きわめて大きな誤解である。
- 億万長者の8割以上が、そもそもワイン自体に特別の興味を持っていない。
- 大半の億万長者にとっては、買い置きのワインの数よりも資産額を増やすほうが大事である。
- 「外食のたびに100ドルもかけるなんてばかばかしい」と99.7%の億万長者は心底思っている。
- 一代で財をなした億万長者の大部分は、自由、安心、他者に依存しないでいられることなどを、金持ちでいることの重要なメリットとしてあげている。
- 「カネがあれば空気を読まなくていい」などということはない。
- 車の性能でなくステータスにお金を払った人は、幸せへの大きない迂回路を走っている。
- 「新しくてかっこいい車がほしい」という消費者心理は、
メーカーには80年も前から見透かされていた。 - 「性能がいいが安っぽい」と言っては、「性能がよくて高い」ものばかり求める、あげくに「高いだけで性能も劣る」ものをつかんでしまう。そんな人が、幸せになれるわけがない。
- 億万長者1000人のうち997人までは、少なともここ10年、フェラリーを買うどころかハンドルを握ってもいない。
- 「大きい車」「高い車」を買う人は、メーカーを儲けさせるだけでなく、「小さな車」「安い車」を買う人をも援助しているようなものである。
- 資産を築いて経済的安定を得ることも、業績を積み上げて名声を得ることも、高級ブランド車に乗らなくとも、十分可能である。
- 収入を得る能力が低めでも、大きな富を生み出す力はあなたの中に秘められている。金持ちになるためには、
決して他人の金を当てにしてはいけない。 - 「金持ちなら車にこれくらいかけるはず」と世間で考えられている平均額は7万5000ドル。だが億万長者が最近入手した車に支払った平均価格は3万1367ドルにすぎず、スーパーリッチ層に限っても4万1997ドルである。
- 財産を蓄えるに当たっての最大の邪魔者は、住宅と周辺環境である。
- 家の大きさが示すのは、その人の持つ資産額ではなく、残債額である。
- 経済的にも家庭的にも「出入り」が激しい人生は、幸福の度合いを下げる。
- 上司のまねをしても、ろくなことがない。同じ会社で、同じ嗜好を持っていようと、給料の額がちがうのだから。
- 収入を下回る暮らしを心がけること。
◆本物の億万長者の「お金の殖やし方」
ほとんどの億万長者は、
自分の財産をすべて株式や不動産に回したりしない。
投資のプロが分散投資を勧めても、
彼らはあくまで頑固だった。
本当の安全は
株式ポートフォリオの分散化ではないと考えることであり、
投資がコントロールできるということだ。
◆裕福ではない多くの人が、
なぜ高価なものに贅沢にお金を使うのか?
それは・・・
値段が高く魅力的な商品を集めれば、
人生全体の満足度が高まると考えているから。
しかし、
人生の幸せは、
洋服や車やお酒の種類とは
まったく関係がない。
最高の満足を手に入れた人は、
収入より少なく支出で暮らしている人々である。
◆億万長者が大事にする「5つのルール」
- 誰に対しても正直で誠実であること
- 自らの欲望や行動を律することができること
- 他人との関係を良好に保つ社会性を身につけること
- 価値観を共有し、支えてくれる配偶者をみつけること
- 一生懸命に働くこと
◆億万長者になるための「7つの秘訣」
- 収入を下回る支出で生活すること
- 時間とエネルギーと金を効率的に分配し、安全な資産を形成すること
- 世間体よりも、お金の心配をしないですむことのほうが大切だと気づくこと
- 親から経済的に自立すること
- 子供たちも経済的に自立させること
- チャンスを上手につかむこと
- 自分の能力や資質に適切で、心から愛せる仕事を職業にすること