成功者が必ずやっている3つの秘密: ツバメの法則 by 西田文郎

MEMO
ツバメの法則
◆何を残したかで、成功のレベルが変わる
- 無力:「何もできない」レベル
- 有力:「何とか食べていける」レベル
- 成功:「目標を達成した」レベル
- 強運:「社会的責任を負っている」レベル
- 天運:「使命を果たしている」レベル
◆人間の価値は何で決まるか?
それは…
「何をしたか」ではなく、
「何を残したか」で決まる。
◆立つ鳥、跡をにごさず
水鳥が飛び立つときは水を濁さないように、
立ち去る者は、見苦しくないようきれいに
後始末をしていくべきだという教え。
立つ鳥の法則:
ダメ人間は、立つ鳥、跡をにごす
凡人は、立つ鳥、跡をにごさず
成功者は、立つ鳥、跡を豊かにす
◆1対3対5の論理
お客さんが営業マンからものを買うとき、
1回目はあんまり信じていないけど、
3回、同じ営業マンから買うと、
その人を信用するようになる。
そして5回、同じ営業マンから買うと、
その営業マンを心から信用する。
そして、「信用客」になる。
「信用客」は、自分の周囲の人に
「あの人、いいわよ」と、
口コミでその営業マンの宣伝をしてくれる。
◆リラックスすると、アイデアがどんどん出てくる! ★
実は「リラックスすると、
いろんなアイデアが生まれてくる」というのは、
昔からよく言われている。
中国の故事に「馬上、「枕上」、「厠上」
というものがある。
これは移動中(馬上)や寝ているとき(枕上)、トイレに入っているとき(厠上)などに、
アイデアが浮かびやすいという意味のことわざである。
◆成功する起業家は、
お金のことを夢にしない
「億万長者になる」などお金のことを目標にする人がいるが、
お金のことをグランド・デザインにしてはダメ。
お金にすると、
向かうべきベクトルが決まってしまって、
展開に広がりがない。
◆努力には2種類あって、
「しなきゃいけない努力」と
「してはいけない努力」がある。
ツバメは、しなきゃいけない努力をしている。
鳥瞰図で上から物事を見て、
自分に必要なことがわかっている。
「選択と集中」で、
物事に優先順位をつけることができている。
一方、スズメは「してはいけない努力」をしている。
ここがいいぞチュンチュンって、
いろんなことをやっているけど、
全然意味がないことばかりやっている。
◆優秀な経営者は、
グラウンド・デザイン▶戦略▶戦術
といった順に、
上から下に計画を立てていく。
グラウンド・デザインを決めると、
「選択と集中」ができる。
◆成功するには、
「群れない能力」が必要である。
まぜ、群れてはいけないのか?
群れると「他責」になる。
つまり、責任を他人になすりつける。
◆失敗する経営者は「地べた」を這っているが、
成功する経営者は、
いつも「鳥瞰図」で上から見ている。
そうでなくては、
今、会社が置かれている状況を正確に
知ることはできない。
◆ブルーオーシャンを簡単に見つける4つの方法 ★
- 既存商品の「問題発見」
- 既存商品の「形を変える」
- 既存商品の「ターゲットを絞り込む」
- 既存商品の「組み合わせ」
つまり、ブルーオーシャンは
既存商品から見つかる。
だからいつも
「問題発見・形を変える・絞り込み・組み合わせ」
と呪文のように唱えていれば、
自然と脳は勝手にそのことを意識して情報を集めてくれる。
◆売れない商品は改善するな
会社が販売している商品について
「パレート分析(20:80)」をやってみる。
そして20%しか売れていないのに、
全体の80%の利益を上げている商品に集中する。
ダメ経営者は20%の利益にしかならない
80%の商品をなんとかしようとする。
◆パートナー選びが、成功を左右する ★
成功はパートナーに左右されることが多い。
実は男性の「ツバメ」型の場合は、
女性が自分の仕事にとってお荷物だと思ったら、
すぐ離婚してしまう人が多い。
自分勝手と言えば自分勝手だが、
成功しようと思ったら、
それだけ夢に集中しなくてはいけない。
一緒にいてワクワクできない相手なら、
離婚もやむないと思う。
◆女性の5タイプ ★
- ツバメ型(5%):夢を実現する「キャリアウーマン」【成功者】
- タカ型(10%):命をかけて夫を補佐する「おかみさん」
- カナリア型(45%):かわいいだけの「アイドル」
- 白鳥型(5%):家柄では負けない「お嬢様」
- ダチョウ型(35%):バカなのに強い「自分勝手人間」【ダメ人間】
◆男性の5タイプ ★
- ツバメ型(5%):夢を持ち、道を切り開く【成功者】
- カモメ型(10%):問題点を改善していく【名番頭】
- ニワトリ型(35%):言われたことだけをやる【サラリーマン】
- スズメ型(45%):現実から逃避する【負け組み】
- カラス型(5%):誰にでも文句を言う【ダメ人間】
◆成功するポイントは、
努力ではない。
「自分をツイてる人間だと思えるかどうか」である。
「ツキがない」と思っている人間には、
絶対にツキはやってこない。
◆「ツバメの法則」の「メ(目線を高く)」とは
失敗する経営者のほとんどが、
「虫の目」で物事を見ている。
つまり、非常に目線が低い。
「経営が苦しい」「赤字だ、困った」と言いながら、
目の前ばっかりを見ている。
まさに地べたを這う「虫」のように。
それでは、肝心の餌(=消費者ニーズ)がどこにあるのか、
まったくわからない。
行き当たりばったりの経営しかできない。
一方、優秀な経営者は違う。
空高く飛ぶツバメのように、
高いところから下を見て、
餌(=消費者ニーズ)を探す。
経営者でなくとも成功している人は、
常に「上から」物事を見ている。
周りのことだけではない、
自分自身のことも「上から」見ている。
高いところから地上を見ていると、
いろんなことが見えてくる。
自分の強みは何か。
そしてその強みをもっと伸ばすために、
自分には何が必要で、
何を捨てればいいのか。
「選択と集中」が自然とできてくる。
最終的には、自分が本当にやるべきこと、
つまり「天命」を知ることもできる。
余談だが、
この「メ」を養うには
Google Earthで定期的にいろんな場所を
見てみることをお勧めする。
◆「ツバメの法則」の「バ(場を選ぶ)」とは
渡り鳥であるツバメは、
春になると南の国から日本にやってきて、
秋になるとまた南の国に帰っていく。
寒くなると餌である昆虫の数が少なくなるからである。
つまり、いつまでも餌の乏しい地域にとどまって、
仲間と餌を奪い合うことはせず、
餌が少なくなると、
さっさと餌の豊富な地域に渡っていってしまう。
日本はこれから少子高齢化で人口が減っていく。
つまり、消費者が少なくなっていく
このツバメの法則に従えば、
日本で消費者を奪いあうよりも
人口が増えて消費者がたくさんいる国で
商売しなさいということになる。
◆「ツバメの法則」とは ★
「ツ」:ツイてる人とつき合う
「バ」:場を選ぶ
「メ」:目線を高く
このツバメの法則とは、
- 成功するための原理原則である
- 自然の摂理に基づいた成功論理である
- 成功者が必ず知っている行動規範ある
◆成功する人は、
自分が成功するかどうかなんて考えない。★
「当然、自分は成功する」と思っている。
成功の兆しなんて何もないうちから、
「自分は成功する」と揺らぎない自信に満ちている。
スポーツでも同じである。
成功する人は、
自分は絶対ナンバーワンになれると最初から思っている。
結果を出せなくとも落ち込まない。
スランプで勝てなくてどうしようもない状況でも、
「いつかきっと、自分は頂点に立つ」と信じている。
そして自分に足りないものを冷静に分析し、
的確に練習を積み、実力を養っていく。