戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する by ホイチョイ・プロダクションズ
時代の空気を鮮やかに切り取る手腕にすぐれた
クリエーター集団ホイチョイ・プロダクションズの著書です。
先生不在、先輩不在、大人不在の現代…
誰も教えてくれない社会人として生き延びる
具体的マナーを厳選!
新社会人はもちろん、転職先でも、
後輩指導にも役に立つ、
ありそうでなかった
実用コミュニケーションバイブル!
ゴマすりは生きていくための必須条件!
サラリーマンにとって絶対に必要な「武器」である…
目次
- 名刺は1ミクロンでもいいから、相手より下から出す。
- 得意先の吸っているタバコを必ず常に携行する。
- ボールペンは同じ安物を必ず2本持ち歩く。
- メールは社内なら「お疲れさま」、社外なら「いつもお世話になります」
- 小さいどうでもいい仕事ほどすぐに片付ける。
- 会議中に電話を受けるときは、事前に「途中、一本電話を受けてもよろしいでしょう」。
- ビジネス・メールに親しげな言葉は使わない。
- お礼をメールだけで済まさない。
- 接待の席には、相手の家族向けのおみやげを用意する。
- 酒は注がれたら、まず飲む。
- 折りたたみ式の靴べらを持ち歩く。
- ゴルフでは消しゴムを持ち歩く。
- 荒れたグリーンはこまめにフォークで整える。
- 書類に上司と並んでハンコを押すときは、上司の脇に斜めに傾けてつく。
- 相手の行きつけの店を予約し、こっちが払う。これが接待の極意。
- 葬儀用に、白黒の名刺を用意する。
- 得意先からかかってきた電話でこちらの用件を言うときは「いただいた電話で恐縮ですが」と言う。
- 親が死んでも、「折り返し電話ください」はありえない。
- 得意先は「さん」ではなく、「さま」。「自分は」ではなく、「私は」。
- いただいた名刺は、しまう前に一文字残らず読む。
- カラオケで好きな歌は歌わない。
- クリップは絶対に相手の社名や「御中」にかけない。
- ホッチキスで綴じるのは、左上角、コーナーから約1センチ。しかもズラす。
- 得意先の商品を使う。
- 重い写真を無断でメールで送らない。
- 見送りはタクシーが見えなくなるまでおじぎをつづける。
- 得意先とエレベーターに乗るときは、先に乗ってボタンの前で開閉操作を。
- 色のついたシャツは着ない。
- タクシーに得意先と乗ったら、先に運転手に金を渡し、釣りと領収書は降りてから。
- 瓶を置くときは、何を飲んでいるかすぐわかるようにラベルを得意先に見えるように置く。
- 携帯にかける前に、その電話が本当に必要かどうか、もう一度考える。
- メールでCCは連発しない。
- なにごともデスク越しにしない。
- 相手の話は絶対割って入らない。
- 会議が終わったら最初に席を立ち、扉を開けて先輩や得意先が出て行くまで、扉を押えつづける。
MEMO
◆人を動かすのは、正面の理、側面の情、背面の恐怖の3つだ!
人間、若い間は「正面の理」しか見えていない。
だが、実社会で経験を積むうちに、いつしか、
人間を動かすのは「理」よりむしろ、多くの場合
「情」や「恐怖」の方だと思い知らされる。
◆かばんはハンカチの上に置きなさい
お客様のお宅で、外で持ち歩いたきたカバンを床に置くときは、
必ず下にハンカチを敷く。
◆アポは2分遅れても必ず電話を
アポイントなど仕事でお客様と待ち合わせていて、
自分が着くのが約束時間にほんの少し(たとえば2分)
遅れてしまう…。
こんなとき、あなたならどうするか?
遅れることがわかった時点で、
「申し訳ございません。2分遅れてしまいます」
と電話を入れて、実際にきっかり2分遅れて到着した後、
きちんとお詫びをする。
このとき、「少し遅れてしまいました」ではなく、
「2分」とはっきりさせることが大事。
冷静に考えると、
こんなことは当たり前のことかもしれない。
しかし、そういう電話を入れると、
「えっ?」と聞き返されることがある。
たぶん「2分くらいで電話してこなくても…」と思うのだろう。
つまり、それは「2分でしっかり電話してくるなんてあなたぐらいです」
という意味なのである。
もしかしたらその後、
「○○さんからお電話で2分遅れるそうです。
しっかりした方ですね」
なんて会話をしていてくれるかもしれない。
だが、これはすばらしい「気くばり」ではあっても
「戦略気くばり」ではない。
なぜか?
何よりも一番いいのは、
「絶対にアポイントには遅れない」ことである。
◆ビジネス・メールには極力体温を残す
メールは知らない相手にもFWD、CC、BCCで
どんどん送られてゆく。
だから、特定の相手とのなれ合いを感じさせる文章を書いてはいけない。
ビジネスでは文章を簡潔に書くべきだ。
が、だからといって、用件だけ書いたのでは、
いかにもつき放した感じで、反感を買ってしまう。
相手が取引先なら
「いつもお世話になります」、
上司なら
「お疲れさまです」
の一言を添える。
転送するときも、
そのまま送るのではなく、
「以下、転送部分です」と
一言添えてコピペする。
メールにはなれ合いにならない範囲で
人間の体温を残すことが重要である。
◆どうでもいい小さな仕事はすぐに片付ける
簡単な仕事をいつまでも放っておくと
「こんなこともできないのか」と悪印象を残す。
小さな仕事はすぐゴミになる。
だから、小さな仕事ほど、
早く片付けなければならない。
何から片付けたらいいかわからないくらい
仕事がたてこんでいるときは、
すぐにできる小さな仕事から順に片付ける。
これが、得意先や上司に認められるための
正しいプライオリティである。
◆口が裂けても逆接の接続詞は口にしない
得意先を呼ぶときは「さん」ではなく「さま」、
一人称は「自分」ではなく「私は」。
得意先や上司に対して、
逆接の接続詞は一切使ってはならない。
「だけど」「っていうか」「やっぱり」「ですが」は禁句。
「それはですね」もダメ。
肯定しにくいことを言ったときは、
「おしゃる通りですね」
「ご指摘はごもっとも」
「それは思いもよらない鋭い視点ですね」
などと言ってまず相手の発言を肯定し、
そのあとで「ですが」ではなく、
「こういうふうにも考えられないでしょうか」と前置きして、
自分の意見を言う。
◆3日後に100%の答えを出すより、翌日、60%の答えを出す
電通には「今やれ、すぐやれ、ここでやれ」という金言がある。
仕事はスピードが第一。
仕事は、出来の良し悪しより、速さを優先すべきだ。
◆接待の席には、相手の家族向けのおみやげを用意する
◆得意先の建物に入る前にコードは脱ぐ
◆人事情報はどこよりも早く掴む
◆メールを送ったら必ず電話で確認する
◆メールでCCは多用しない。相手の文面は要約して送る
◆服は自分のために着るものではない。得意先のために着るもの
◆クリックは絶対に相手の社名や「御中」にかけない
◆書類に上司と並んでハンコを押すときは、上司より下に斜めに傾けてつく
◆ビール瓶は、ラベルが得意先に見えるように置く
◆得意先とタクシーに乗るときは、必ず助手席に座る
◆常に面白い話題を持っている